環境コミュニケーション

環境コミュニケーション

  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 14 海の豊かさを守ろう

方針・考え方

当社の環境経営の歴史は、1994年「MAEDA環境行動指針」の制定にさかのぼります。その後、2000年に同行動指針を「MAEDA環境方針」に改訂しました。この環境方針のもと、中期環境計画を中期経営計画と同じサイクルで策定し、同時に遂行してまいりました。
環境経営を推進し、各種環境問題の解決に取り組むには、まず社員の環境意識向上が重要です。そのため、環境に関する研修やしくみの充実を図っています。

目標と実績

環境意識向上、および業務に必要な環境法令の知識習得を目的とした集合教育を実施しており、昨年は実施目標9回を達成しました。社内エコポイント制度「Me-pon」(後述)の参加者は目標値の1,450人に対し1,567人と、大幅に目標を達成しました。
また、当社ではeco検定の取得を推進しています。これまでの取り組みにより全社的に浸透したことこから2019年度より環境目標からは外れましたが、2019年度は取得率が87%となりました。引き続き未取得者や新入社員の資格取得の推進を行っていきます。

環境技術の充実:【KPI】環境意識の向上を目的とした集合教育の実施

環境教育の充実

当社は、新入社員から5年次を対象に、環境に関する集合教育を実施しています。機会の充実とともに、学んだ知識が浸透、定着するよう、毎年カリキュラムの見直しを行っています。環境に関するコンプライアンスの基礎から始まり、廃棄物処理の基礎や現地視察、環境法令にまつわる具体的な事例解説、また当社の環境経営の考え方など、幅広い角度から、環境知識の拡充と実務に直結した教育を行っています。

環境に関するしくみの充実

当社は地球を大切なステークホルダーと位置づけ、2010年より、連結純利益の2%を環境保全活動に拠出しています。これが「地球への配当」です。
この「地球への配当」は、MAEDAグリーンコミットとMAEDAエコポイント制度「Me-pon」、MAEDA SIIの3つの制度から成ります。それぞれの制度の概要は次の通りです。

MAEDA SII:Social Impact Investment

●MAEDAグリーンコミット
主に環境に関する社会課題の解決を目的とした活動を支援するためのしくみです。地球温暖化防止、生物多様性保全、環境教育、海外における環境保全やそれらに資する活動、環境に関する研究開発と、課題ごとにカテゴリーを分け、これらに該当する活動に対し内容を精査し、支援を行っています。

●MAEDA SII
社会課題解決に資する事業や技術、アイデアを持つベンチャー企業等への出資を通じた支援を目的に、2015年度に設立しました。この制度を通じて、社会への新たな価値創出と当社利益の同時実現を目指しています。

●MAEDAエコポイント制度「Me-pon」
当社独自の社内エコポイント制度「Me-pon」は、日常生活において、積極的に環境活動に取り組む社員とその家族を応援することを目的に、2010年から運用を開始しました。専用WEBページには「環境家計簿」「今週のエコクイズ」、環境保全ボランティア活動の情報が掲載されており、それらの活動に参加することでポイントがたまります。たまったポイントはエコや社会貢献に関する商品と交換できます。
Me-ponは本店 CSR・環境部を事務局とし、各支店のMe-pon推進担当者によって運営されています。活動内容、交換商品などについては、Me-pon推進担当者で議論、検討の上適宜見直しを行っています。Me-ponへの参加を通じ、社員や家族の環境意識の向上はもちろん、家族団欒の時間の増加など、社員のプライベートの充実にも寄与することを目的としています。

「地球への配当」コンテンツ
環境に関するしくみの充実:【KPI】環境保全を目的とした資金拠出

2019年度「地球への配当」プロジェクトと拠出金額

2019年度「地球への配当」プロジェクトと拠出金額