2013年03月11日「トラス鉄筋付ハーフプレキャスト床版」の改良

前田建設工業株式会社(社長:小原好一)、飛島建設株式会社(社長:伊藤寛治)、日本カイザー株式会社(社長:飛嶋康文)は共同開発により、3社保有技術である「トラス鉄筋付ハーフプレキャスト(以下、HPCa)床版工法」について、従来の施工方法に加え中間スラブと張出しスラブを一体として架設する、無支保工張出しHPCa床版による一括架設方法を開発、競争力を強化しました。

これまでの工法は、中間スラブと張出しスラブを別々に架設する必要があり、張出しスラブ架設時の支保工が必要になるという課題がありました。今回、それを一体化した「無支保工張出しスラブ」を考案、一括で架設を実現し、これまで以上の施工の省力化、工期短縮、安全性の向上を可能にしています。

 

なお、今回の開発に伴い、鉄道高架橋床版の設計・施工に関して「トラス鉄筋付プレキャスト版を用いた鉄道ラーメン高架橋スラブの設計・施工指針」((財)鉄道総合技術研究所技術指導 平成24年12月)を改定しました。

 

3社は、本工法を営業線直上施工などの狭隘な施工条件下の鉄道ラーメン高架橋を中心に提案してまいります。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

トラス鉄筋HPCa床版.pdf

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