2013年07月31日つくば太陽光発電、メンテナンスコスト低減への取り組み

当社は2013年3月より、茨城県つくば市安食の社有地において、最大出力1.99MWの太陽光発電事業を開始しています。本事業を通じて、太陽光発電におけるメンテナンスコストの低減技術やノウハウを取得することも重要な目的と位置づけていることから、様々な取り組みを行っています。

 

中でも、太陽光発電施設で課題となる「防草処理技術」に関する各種実験と運用、および施設の予防保全を正確に計画・実施するための発電状況および運営関連情報の共有/蓄積用「管理システム」の採用が特徴です。

 

「防草処理技術」は防草シート(シート2種類)を採用しています。防草シート敷設前/後に環境負荷の少ない除草剤を使用し、土のなかに残っている草の成長を抑制しシートの突き破りを防ぎました。その結果、現在はメンテナンスフリーに近い、低コスト運用が可能となっています。顧客の皆さまにEPC事業者としてベストプラクティスを提案すべく、防草シート、土壌の固化やコーティング方式、除草剤方式および他種植栽方式などを比較、実験しています。

 

「管理システム」は、リアルタイムモニタリングシステムと、当社が建築分野において独自開発済の次世代建物履歴管理システムichroa(アイクロア)を組み合わせて活用しています。これにより本店担当者と支店職員、そして遠隔地スタッフの間で、発電効率、機器点検状況など施設管理に関する様々な情報がタイムラグなく共有でき、効率的なO&M(Operation&Maintenance:運転管理・保守点検)に向けたノウハウが蓄積されています。

 

なお本発電所のモジュール架台基礎は当社グループ会社のフジミ工研株式会社が得意とする二次製品製造技術を生かし、PCaコンクリートブロック工法を採用しました。この工法により、型枠設置やコンクリート打設が不要となり、据付のみで完結します。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

つくば太陽光発電130731.pdf

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