2013年4月、前田建設工業株式会社は、「MAEDA生物多様性ガイドライン」を作成しました。
ガイドラインでは「MAEDA6つの大目標」と、それらを達成するための「MAEDA8つの活動内容」を示しています。
これらは2010年5月制定の「MAEDA生物多様性行動指針」と同じく、当社独自の切り口である「事業・企業・個人」それぞれの領域での活動を考慮、中でも「事業」領域においては社会動向や当社の状況を鑑み、建築・土木・研究開発等の「プロセス」に注目、それぞれの「重点プロセス」を設定します。これにより生物多様性の保全活動が、効率的かつ効果的になります。
さらに、建築で生物多様性推進の重点となる「設計プロセス」において、生物多様性の基礎的かつ重要な指標を提供する、都市部中小規模緑地の評価および取組プログラム、「HEALIN」を開発しました。
建物外構の緑地に対し「生物環境の保全と創出」に関わる評価を高める取組がなされ、緑地評価プログラムが次々と発表されています。しかし、これまでのプログラムは、例えば特定の1種類の鳥を取り上げ、それが生息するための緑地環境評価を行うようなケースが多く、実際の生物の種類の多さなどと関係づけて検証している例はほとんどありません。
HEALINはエクセルベースで評価・提案できるプログラムであり、特徴は次の通りです。
・ | 緑地調査データを基に、実際の生物多様性に裏付けられた「ハビタット評点」算出による評価 |
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・ | 緑地評価から具体的植栽・緑化計画そして管理方法や外来種対策まで一貫的取組手法の提案 |
・ | 目標設定や具体的提案を低コストで提供 |
従来の類似プログラムで三日間、費用で数十万円程度かかる緑地設計を、「HEALIN」 では最短一日、十万円程度に圧縮することも可能です。
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