2018年11月28日テレイグジスタンス®技術を持つベンチャー企業 Telexistence株式会社への出資について~インフラ産業の生産性を飛躍的に向上させる高度ロボット技術の導入を目指し、MAEDA SIIとして出資~

<概要>

 前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:前田操治)は、平成30年11月、テレイグジスタンス®(遠隔存在)技術、ロボティクス、通信、VR、触覚、AIなど、さまざまなテクノロジーを駆使して遠隔制御ロボットを開発するTelexistence株式会社(東京都港区、代表取締役CEO:富岡 仁)へ出資いたしました。

 さまざまな社会課題の解決に取り組むベンチャー企業などに出資する独自の仕組みである「MAEDA SII(Social Impact Investment)」により拠出しています。

 

<詳細>

 社名でもあるテレイグジスタンス®とは、遠隔のロボットを自分の分身として利用し、人間を時空の制約から開放しようとする概念であり、1980年に世界で初めて東京大学名誉教授の舘暲博士によって提唱されました。遠隔に置かれたロボットのセンサ情報をオペレーターが受けながら、ロボットを制御することにより、遠隔におけるタスクを実行するマスター・スレーブ型のロボットシステムの発展形式です。基礎となる知識、技術、ノウハウは、人間型ロボットメカニズム、制御、視覚、聴覚、触覚のセンシング、人間の運動計測、人間への視覚、聴覚、触覚提示、データ伝送など、ロボット工学、バーチャルリアリティ、通信、ヒューマンインタフェース、認知心理学など多岐にわたります。Telexistence株式会社が保有する世界有数の技術が人間生活の向上や産業の高度化を実現するものとして、大きな期待が寄せられています。

 

 

 前田建設工業は、建設作業の生産性向上や社会インフラの点検、補修作業の効率化に資する技術としての早期実用化に留まらず、その発展形として、自動で認識、判断し実行する自律型作業ロボットの技術開発に協力して取り組んでまいります。

 当社は、2015年よりMAEDA SIIを通じてベンチャー企業などへの出資を行っており、今回は8件目の案件となります。

 

<出資先企業の概要>

名   称 Telexistence株式会社
住   所 東京都港区西新橋2丁目19番5号 3F
代 表 者

代表取締役 兼 最高経営責任者 富岡 仁

代表取締役 兼 最高技術責任者 チャリスフェルナンド

設   立

2017年1月23日

 

<問い合わせ先>

前田建設工業株式会社 総合企画部 広報グループ

電話:03-5276-5132

 

テレイグジスタンス®技術を持つベンチャー企業 Telexistence株式会社への出資について

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