2019年10月01日2030年度の温室効果ガス排出削減目標がSBT(企業版2℃目標)に認定

<概要>

 前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区、社長:前田操治)は、2030年度に向けてパリ協定が目指す「2℃目標」の達成に合致するよう、これまでの温室効果ガス排出削減目標を見直し、新たに本年7月に設定しました。

 この削減目標はSBT(Science Based Targets:科学的根拠に基づく削減目標)に合致しており、2019年8月にSBTイニシアチブから認定を得ており、9月に同サイトで当社目標が公開されました。

 

<詳細>

■温室効果ガス排出量削減目標

 当社は、施工活動における温室効果ガスの排出量について、地球温暖化防止に向けた中長期目標として、1990年度比で、2020年度までに60%減、2030年度までに70%減、2050年までに85%減を掲げ、各作業所が効率的な施工方法や電力使用量の削減などの省エネ活動に取り組み、2018年度実績では50%削減となっています。今回、世界的な気候変動に対する関心の高まりを受け、目標設定の範囲をグループ会社にも広げ、SBTによる2℃目標の達成に合致した2030年度の削減目標を設定しました。

 

【排出量削減目標】

スコープ1+スコープ2温室効果ガス排出量:2030年度20%削減(2018年度比)
スコープ3温室効果ガス排出量:2030年度30%削減(2018年度比)

 

 今後は目的達成に向け、当社グループ会社との連携および取り組みを強化し、またスコープ3の建物引き渡し後の運用段階における温室効果ガスの排出量を削減するためZEB(ゼロエネルギービル)の技術開発、設計、施工などの取り組みを推進し、温室効果ガスの削減に貢献してまいります。

 

※スコープについて

スコープ1: 自ら使用した燃料の燃焼(重機・車両使用など)による直接排出
スコープ2: 他社から供給された電力等使用による間接排出
スコープ3: スコープ1、2以外の事業活動の上流・下流部分(材料調達、製品の使用、廃棄など)からの間接排出

 

■SBTイニシアチブ

 産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるために、科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標達成を推進することを目的として、CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が2015年に共同で設立した国際的イニシアチブです。

 

 

<問い合わせ先>

前田建設工業株式会社 総合企画部 広報グループ

電話:03-5276-5132

 

2030年度の温室効果ガス排出削減目標がSBT(企業版2℃目標)に認定

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