2020年09月07日当社に関する報道について

 このたび一部マスコミの報道において、当社が施工した建物(2002~2004年施工)の壁の中から石膏ボードの端材などがみつかったとの報道がありました。

 

 本件につきましては、発注者から問題提起があり、当社としても一部施設を確認したところ、石膏ボードの端材が残置されていることを確認したため、その撤去を当社が行いたい旨を回答させていただきましたが、発注者の合意を得られませんでした。また、当社は石膏ボードの端材の残置について発注者側との合意により行ったものであると認識しておりますが、石膏ボードの処理方法については、施工当時と現時点とでは問題意識に相当の隔たりがあるほか、発注者と当社の認識も異なるところもあるところから、当社から中央建設工事紛争審査会(国土交通省)へ調停申請をしております。

 今後、第三者機関である紛争審査会において、発注者と話し合いを行い、合意に至るよう考えております。

 なお、冒頭の報道には、「石膏ボードは水分などを含むと硫化水素を発生させる恐れがあ」るとの記載がありますが、石膏ボードは一般に内装材として用いられている建材であり、硫化水素が発生するメカニズムに関しては、水分以外に特殊な環境が作用していることが国立環境研究所の研究報告(2005年)により明らかにされています。当社としては、本件については、特殊な環境はなく、硫化水素が発生する恐れはないことを確認しております。

 

 ご関係の皆様へは、多大なご迷惑ご心配をおかけしお詫び申し上げます。何卒ご理解をいただきますようお願い申し上げます。

 

当社に関する報道について

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