2023年11月09日前田建設顧問 小原好一が2023年度デミング賞本賞を受賞

 インフロニア・ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、取締役代表執行役社長兼CEO:岐部一誠)グループの前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前田操治、以下「当社」)の顧問である小原好一が、日本科学技術連盟が制定するデミング賞において、デミング賞本賞を受賞し、11月8日に行われた授賞式に出席しました。
 デミング賞とは、戦後の日本に統計的品質管理を普及し、日本製品の品質を世界最高水準に押し上げた大きな礎となった故William Edwards Deming博士の業績を記念して1951年に創設されたTQM(総合的品質管理)に関する世界最高ランクの賞です。このうちデミング賞本賞は、個人を対象にTQMの研究に関し優れた業績のあった者、またはTQMの普及に関し優れた業績のあった者に授与されるものです。
 当社は、1983年に導入したTQMをもとに、国際標準規格(ISO)に適合した品質マネジメントシステムを構築し、ものづくりのしくみの維持と改善に取り組むと共に、インフロニアグループの一翼として、インフラストラクチャー・ビジネスの既成概念に挑み、イノベーティブなアイデアで、世界中に最適なサービスを提供するという想いを胸に、優れた建造物・建設サービスの提供に努めてまいります。

 

【受賞概要】
 デミング賞本賞 受賞 小原好一(前田建設工業株式会社 顧問)


【受賞理由(一部デミング賞委員会発表資料より引用)】
 小原好一氏は1972年に埼玉大学理工学部を卒業後、前田建設工業株式会社に入社し、土木技術者としてダム建設に従事した。その後、総合企画部長などを経て2009年に代表取締役社長に就任した。そして、10年間の社長・会長時代には、中長期ビジョンを「建設業で環境経営No.1と言われる会社を目指す」と定め、「環境経営」「脱請負」「収益力強化」を経営戦略の3本柱に据えて、方針管理を通して革新戦略を遂行し、日常管理として推進する品質経営との両輪により、社会価値の創造と企業価値の両立を図り、同社に成長をもたらした。
 さらに、日本建設業連合会で長年、理事を務め、建設業界の諸課題の解決、とりわけ建設業の労働力不足を解決するために、生産方式の効率化、ICTの活用、生産性指標の標準化を進め、建設業界の生産性向上に貢献した。
 加えて、日本品質管理学会長(2017年~2018年)として、特に品質不正の防止などにリーダーシップを発揮し、また講演・著書などを通して経営戦略としての品質経営の重要性を説き、日本の品質経営の普及・啓発に尽力した。
(著書)
小原好一(2018)「品質立国日本を揺ぎなくするために―品質不祥事の再発防止に向けて―」品質月間テキストNo.430
小原好一(2019)「戦略としてのクオリティマネジメント~これからの時代の“品質”」日本規格協会

 

【インフロニアグループ企業の過去受賞歴】
1989年 前田建設  デミング賞実施賞受賞(通称:D賞)
1994年 前田製作所 D賞受賞
1995年 前田建設  日本品質管理賞(現:D賞大賞)受賞
1998年 フジミ工研 D賞受賞
1999年 ミヤマ工業 D賞受賞
2000年 前田建設  前田又兵衞会長 D賞本賞受賞
 


授賞式の様子

 

<問い合わせ先>
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail:maeda-release@jcity.maeda.co.jp
 

前田建設顧問 小原好一が2023年度デミング賞本賞を受賞

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