2023年12月12日フェムテックサービス『ルナルナ オフィス』の「更年期プログラム」を導入
~健康経営とダイバーシティの観点から女性社員の健康課題改善と全社員の更なる健康リテラシー向上を推進~

 前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区、社長:前田操治、以下「当社」)は、このたび、株式会社LIFEM(ライフェム、本社:東京都新宿区、代表:菅原誠太郎、以下「LIFEM」)提供による法人向けフェムテック(※1)サービス『ルナルナ オフィス(※2)』の「月経プログラム」に続き、「更年期プログラム」の導入を決定しました。

  

 

 ここ数年、女性特有の健康課題による経済的損失等が注目されています。その中でも、結婚・妊娠・出産といった「ライフステージの変化」に加え、女性ホルモンの影響による「ライフステージにおける身体の変化」は、女性のキャリア形成の大きな阻害要因となり得ることが明らかになってきています。
 近年、当社でも女性活躍の場が広がり始めている中、女性のキャリア形成支援の重要性はますます高まると考え、2023年7月にまず「月経プログラム」を導入しました。それに伴って実施した健康課題に関する意識調査(※3)によると、更年期による不調に悩む女性社員が一定数存在していること、男女ともに更年期障害への関心が高いことが判明しました。さらに、月経プログラム導入時に実施したセミナーでは参加者の65%が男性社員で、終了後のアンケートには「女性の同僚や部下、家族等に向き合ううえで、女性特有の健康課題を理解しようと思った」「女性を特別扱いしているのではと思っていたが、性差による違いを正しく認識することが大事なのだとわかった」等の肯定的な意見が多く聞かれたことから、更年期の支援にも取り組むことを決定しました。
 社員個人の健康状態、育児や介護、年齢や性別など、状況や立場は千差万別です。そのような中、社員一人ひとりが持てる能力を最大限に発揮できる「誰もが働きやすく、働きがいのある職場」を実現するには、健康経営とダイバーシティを両輪とした活動の推進が必要不可欠であると考えています。
 本プログラムの導入は、これら課題解決に向けた具体的施策の一つです。当社は、女性特有の健康課題に関する身体的・心理的な負担の軽減に寄与する取組を通じて、女性社員のキャリア形成を支援するとともに、社員同士がお互いを理解し尊重し合える風土を醸成し、さまざまな背景を持つ社員が、それぞれの場所でいきいきと働ける職場環境の構築と、これらの相乗効果による生産性の向上を目指してまいります。
 

<更年期プログラムの概要>
 当社で導入する更年期プログラムは次の通りです。
・婦人科医師による、女性の心と身体に関する理解や知識を深めるセミナーの開催と参加の促進
 対象:全役職員
・産婦人科に特化したサービス『ルナルナ オンライン診療』を活用した、更年期症状の改善に向けたサポートや効果検証の実施
 対象:40歳以上の女性社員
 

<プログラム詳細>

「更年期の基礎知識セミナー」
実施日:2023年12月12日(火)

更年期症状に関する心身の不調などの基礎知識について解説する、医師によるセミナー
オンライン診療を活用した婦人科受診と漢方薬等の服薬支援
開始日:2024年1月9日(火)
オンラインによる婦人科診療、および更年期症状の改善策の一つである漢方薬の処方・配送

 

<その他>

当社では、過去の産業医講話等を通じ、更年期の症状は男性にも表れることを認識しています。今後、男性の更年期に向けた対策も検討してまいります。

 

※1 フェムテック(FemTech):Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語。女性特有の健康課題をテクノロジーを活用し解決するサービス・プロダクト。
※2 『ルナルナ オフィス』:働く女性の健康課題改善をサポートする法人向けフェムテックサービス。入社からリタイアまでいきいきと働ける環境を実現するため、オンライン診療を活用し、女性特有の健康課題の改善から効果検証までを一気通貫でサポートするプログラム。
※3 LIFEMによる調査。調査期間:2023年6月12日(月)~6月30日(金)、調査対象:前田建設工業の女性従業員342名

 

<問い合わせ先>
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail:maeda-release@jcity.maeda.co.jp

 

フェムテックサービス『ルナルナ オフィス』の「更年期プログラム」を導入 ~健康経営とダイバーシティの観点から女性社員の健康課題改善と全社員の更なる健康リテラシー向上を推進~

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