ニュースリリース

2005/05/18

3D−CADシステムは米国でも高い評価を受けました

 去る5月10日、当社の3D−CADシステムが世界的なITソリューションカンパニーのBentley Systems, Incorporated(本社:米国ペンシルバニア州)から、優れたプロジェクト事例として建設部門最優秀賞を受賞しました。本表彰は、Bentley Systems社が10数年前からユーザー会として実施しているもので、今回は日本も含め海外から約200件を超える応募がありました。日本の建設業として初めての受賞になります。

 当社は、平成13年より本格的に3D−CADシステムの構築を生産性および顧客満足の向上において取り組んできました。システムの主な特長は、1.視覚化によるシュミレーション・コミュニケーション設計(提案能力の向上、意志決定の迅速化)2.オンタイムのコスト管理(多様な属性による数量把握)3.整合性のとれた図面共有による品質の向上4.設計から施工まで一貫したデータ活用による工程管理5.施工段階でのCADデータの有効活用(仮設計画、施工図、PCa製造や鉄骨ファブとの連携など)等にあります。

 当初、超高層RC住宅を対象として活用してきましたが、現在は生産・研究施設においても積極的な展開を図っています。特に、生産・研究施設の特性である複雑な設備の干渉チェックや、各ゾーンの設計および実験設備機器の配置・外装等のシュミレーションにも大きな効果を得ています。今回の受賞は、これらの設計・生産プロセスの効率化、および顧客のニーズ(建物のコンパクト化、使い勝手を考慮した実験空間の実現など)に応えた結果と存じます。

   今後も3D−CADシステムのさらなる整備を進め、製造・物流管理に関わるエンジニアリング分野など多様な市場への展開とともに、企画・設計から施工、そして維持管理やリニューアルにいたるライフサイクルで活用を図っていきます。

建築−設備モデルとの融合(干渉チェック、配置シュミレーション)
建築−設備モデルとの融合(干渉チェック、配置シュミレーション)

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3DCADシステムPDF

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3D-CADシステム