ABOUT At_AReアトアレとは

鉄筋材料を仮想空間上で効率的に配置するロジックを搭載することにより、配置作業は完全自動化を実現しています。配置した鉄筋材料は自動配筋検査機能により規準に合致していない箇所を自動で抽出します。

01鉄筋の自動配置

構造計算のデータを使用して躯体BIMモデルと鉄筋の部材情報を作成します。作成されたモデルと配筋の規準から鉄筋部材を自動配置させます。配置のロジックは設計者や技術者、職長らが頭の中でシミュレーションしている内容をプログラム化しました。

02鉄筋の自動干渉回避

自動配置の際は、配筋規準や設計図書で決められた設定に基づいて最適な配置位置をシミュレーションして一旦確定させます。シミュレーションでは配筋の施工手順のロジックを考慮して計算をします。

03自動干渉回避の結果表示

自動配置により最適解を導こうと試みますが、アンカーボルトのフレームと主筋が干渉するなどのように、構造設計者の判断が必要な箇所が残され、リスト化されます。課題点をBIM調整会議で結論を出し、正しい鉄筋BIMデータや設計図書を作成します。

04鉄筋専用CADとデータ連携

鉄筋BIMデータは鉄筋専門工事会社が使用する加工図・加工帳の作成システムと連携します。職長らは加工寸法の調整や加工帳の作成に専念し、作業の終了後はAt_AReに戻すデータを作成します。データを入れ替えた後は配筋BIMデータとなります。

05数量算出

鉄筋BIMデータから数量を算出しています。継手箇所数や定着箇所の集計が容易になります。あくまでも概算レベルでの活用になります。

06図面化

図面化をする前に、BIMデータを正しく作成するワークフローにすることで、BIMモデルを最新版とします。打合せの途中では、簡易な図面表現にするように作業の手間に配慮し、関係者がデータを確認できるような手順で進めています。