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1999(Vol.40)
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3.コンクリート塊と石炭灰を用いたプレパックドコンクリート工法に関する基礎研究
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末武勇人,舟橋政司, 渡部 正
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  | [要旨] 生活水準の向上に伴って,産業廃棄物の量が増大しており,その処理能力は限界に近づいている.廃棄物の再資源化は,今後の経済成長,国民生活の向上を維持していく上で極めて重要である. 本研究は,石炭火力発電所の副産物である石炭灰と建設廃材である解体コンクリートを有効利用することを目的とし,粗骨材にコンクリート塊を用い,注人材を構成する細骨材の代替えとして石炭灰を使用したプレパツクドコンクリートの基本特性を確認した. その結果,通常のプレパックドコンクリートと比較すると圧縮強度が低く,乾燥収縮が大きいなどという問題は残されているが,人工岩盤,擁壁,あるいは簡易基礎などへの適用は十分可能であるという予測がついた. |   |
キーワード: 産業廃棄物, リサイクル, プレパックド工法, 解体コンクリート, コンクリート塊, 石炭灰
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