ここからサイト共通のヘッダー情報です

サイト内共通メニューへジャンプ

本文へジャンプ


ここからサイト内共通メニューです

各カテゴリのメニューへジャンプ

本文へジャンプ


トップページ > 実績紹介 > Construction REPORT > 三陽商会ブルークロスビル新築工事  > 三陽商会ブルークロスビル新築工事 #2

ここから各カテゴリのメニューです

本文へジャンプ

実績紹介
実績カタログ
Construction REPORT
その声に応える
前田の技術

お問い合わせ

三陽商会ブルークロスビル新築工事

TOP Report#1 Report#2 Construction REPORT 60

<写真>

土地条件と高低差を鑑みた新しいシンボル

 三陽商会ブルークロスビルの計画地は、JR市ヶ谷駅と四ツ谷駅のほぼ中間地点にあり、北側には三陽商会本社ビルが隣接し、西側には既存別館(連絡通路で接続)が立地。まさしく、事業運営を司る総本山の一角に屹立する新しいシンボルです。
 この一角はビジネスエリアでありながら、土地条件が商業地域と第一種住居地域にまたがることから、建築物の高さ制限が部分的に異なり、商業地域エリアは10階建(高層棟)、住居地域エリアは5階建(低層棟)のオフィスビルとなっています。
 新社屋正面を走る前面道路は南側から北側に向けて緩やかな下り坂となっており、その高低差は約3m。この条件を利用し、低い北側を1階レベルと位置づけ、物流部門のトラックヤードと荷捌き駐車場を配置。南側に設けたメインエントランスは2階レベルという位置関係を築いています。
 計画前この敷地はコインパーキングでしたが、かつてこの敷地に建っていた建造物の基礎が残っていることが調査で判明。その基礎の撤去から工事はスタートしました。
 取材当日(2018年5月29日)は、外装のアルミカーテンウォールの施工も終わり、3階から上はカーペットと天井の仕上げもほぼ完了。1、2階と外構の工事も進み、7月2日の引き渡しに向けて工事もいよいよ大詰めの段階に入っていました。

現場前面道路交通状況01

現場前面道路交通状況02

現場前面道路交通状況

午前中を中心に、近隣施設への歩行通行者や交通量が絶えず、常に施工中の安全性の確保を確実に行いました。

 

<写真>

工事を止めずに1300人の安全を確保する

 施工時の最優先課題は、工期の短縮と前面道路の安全確保でした。
 工期短縮については、アルミカーテンウォールを現場で組み立てガラスを嵌め込むノックダウン工法から、工場でサッシにガラスを入れ込んだものを現場でセットするユニット工法に変更することで実現しました。ユニット工法はコスト高になるため、ビルの規模感から考えるとノックダウン工法を選択するのが一般的です。ただし今回は、鉄骨建方にも使用できるタワークレーンを兼用すれば足場費用が削減できコストバランスも帳尻が合う。こうした背景がありユニット工法を採用することができました。
 前面道路の安全確保は極めて大きな課題でした。朝の9時から10時台、四ッ谷駅方面から防衛省に向かう通行量は約1300人。この状況下で通行者に迷惑をかけず、安全を確保するには、現場への出入口を2ヵ所設けることが必至でした。ところが、新宿区では「一敷地1ヵ所の出入口」が原則となっていたため、事業主、牛込警察署、防衛省、それぞれに丁寧な説明を行い、ご理解頂き、3ヶ月以上の交渉の末、ようやく一現場2ヵ所の出入り口が確保できました。

掘削工事状況

掘削工事状況(2017/6月)

山留め工事の後、重機での掘削。近隣への配慮のため、使用重機の施工時における振動低減のための改善活動も行いました。

ICTの積極活用

ICTの積極活用

ICTの活用により、施工中の確認箇所は随時、 各自の端末でチェックが可能。モニター会議でも活用可能となり施工品質の向上を確保。

 

<写真>

施工BIMで
工程を可視化し作業効率が向上

 前田建設は、BIMを使った施工図の検討とそれに伴う作業効率の向上を今後の方針として打ち出しています。
 施工BIMの活用について四ッ谷アネックスビル作業所の小髙所長は次のように話します。「今回はBIM設計でスタートし、施工BIMで細部の納まりを検証する。それをもとに設計が仕上がりの見え方を再構築してBIMとCGで発注者様に確認するという三段階のステップでBIMが活用されました。
 BIMによる効率化のポイントは、各段階における作業イメージの可視化とその共有です」。
 施工BIMの実用化は、現場でもBIMを動かすことが大前提。そこで、現場での施工図担当職員を設計部に派遣して最新のBIM技術を確実に習得するという周到な事前準備があったことも見逃せません。

 

施工BIMmodel

 

ユニット工法

施工BIMmodel

ユニット工法

海外の工場でガラスまで組み込まれたフルユニットのカーテンウォールをタワークレーンで設置。超高層ビルで採用される工法で、現場での無足場施工が実現する半面、より厳しい安全管理が必要となるため、細心の注意を払い施工しました。

ブランドと共に

ブランドと共に

施工が進む高層棟では、随所にサンヨーブルーを感じさ せるカーテンウォールが顔を覗かせ、ブルークロスビルのイメージを引き立てています。

 

四ツ谷アネックスビル作業所 工藤 慎也

四ツ谷アネックスビル作業所
工藤 慎也

入社3年目で2つ目の現場になります。最初に自分が想像していた現場で働く方とは違い、優しくて驚きました。分からないと言って怒られることはありませんし、『見て覚えろ!』などと言う人はもういません。BIMで施工の在り方が変わるように、時代と共に現場で働く方も変わってきているんだと思います。

四ツ谷アネックスビル作業所 柴田 和也

四ツ谷アネックスビル作業所
柴田 和也

二次元の図面では自分でもイメージを把握しきれていないまま現場で働く方に説明しなくてはならないことがままあります。しかし施工BIMを使えば完成形を共有しながら仕事ができるため齟齬がありません。ただ、現場の仕事は対話が何より大事です。BIMの効率 性は見逃せませんが、コミュニケーション能力も大事であることは変わりません。

 

柔軟性と臨機応変さを武器に

小髙 直也

四ツ谷アネックスビル作業所
所長

小髙 直也

 今後は益々、BIMを媒介として設計と施工がより緊密に情報共有しながら、効率的に仕事をすることが求められるはずです。しかし課題もあります。
 施工BIMで物事を決めていく場合は、三次元データを見ながらその場で即断できる人がいないと効果が発揮されません。
 今回のような自社設計だけではなく、他社設計の場合、どこまで互いに歩み寄れるかが今後の大きな課題になると思います。 施工BIMの導入はもとより、この規模のビル建築でフルユニットのカーテンウォールを使ったのは前田建設の新しいモデルケースになると思います。若手職員たちも技術的な話のみならず、仕事の進め方についても学ぶ部分はあったはずです。
 時代と共に、仕組みやシステムは高度化していきます。それを受け入れる柔軟性も大事ですが、状況に応じた臨機応変さも現場では必要です。ここで彼らはそれらを目の当たりにしたわけですから、ぜひ次の職場で活かして欲しいと思っています。

 

line

 

■前のページへ

このページのトップへ