VIVOVA VOL.120 2023 AUTUMN
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BOX―境界の融解―」、このタイトルは建築去る4月26日、早稲田大学創造理工学部建築学科の1年生を対象とした授業「建築と社会」にて、前田操治社長が講義を行いました。講義タイトルは「OUTS雑誌『新建築』2023年2月号別冊・前田建設特集のタイトルを引用しています。講義では、経済合理性が強く求められてきたゼネコンの建築においても環境性能やデザインをはじめとした付加価値が求められるようになってきたこと、社会構造や価値観の変化に伴い、会社としてCSV経営を掲げるようになったこと、社会課題の解決を目指した脱請負事業を推進していることなどが具体的な事例とともに紹介されました。また、「変化の激しい時代においては、変化しないことの方がリスクとなるため、学生の皆さんにはどんどんチャレンジしていただきたい」という前田社長からのメッセージが伝えられました。 I      DETHE (一社)日本トンネル技術協会(JTA)が、2021年度から新たに設けた表彰制度において、「背面平滑型トンネルライニング工法(FILM)」の開発、および新幹線トンネルへの本格展開が評価され、2023(令和5)年度のトンネル技術の発展に特に顕著な功績があったと認められる会員に贈られる「功績賞」を、(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構と共同で受賞しました。  FILMは吹付けコンクリートと防水シートの間に充填材を充填することにより、防水シートを円滑なトンネル形状に展張し、確実なアイソレーション効果を発揮する工法であり、開発からこれまでに数多くのトンネルで実績を残すことができました。また、新幹線トンネルにおける防水工の標準工法として採用され、日本のトンネル技術の発展にも貢献してきました。今後も、社会課題解決・生産性向上に資する技術開発に挑戦を続けていきます。滋賀県草津市に対して企業版ふるさと納税における寄附を行い、去る4月28日に草津市・橋川渉市長より感謝状を受領しました。当社は草津市発注の「(仮称)草津市立プール整備・運営事業(PFI事業)」において、特別目的会社(SPC:当社代表企業)を設立し、設計・施工・運営・維持管理を約18年間行っていく事業に取り組んでいます。現在は、2024年4月竣工、6月開業に向けて前田建設・西武建設JVで施工中です。当施設は2025年9月開催の「第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会」の水泳会場として利用される西日本でも最大級の屋内プールとなる予定です。草津市は、人口では滋賀県で2位、全国的にも珍しい人口増加の続く「まち」です。7月からは草津市とインフロニアHDで官民連携・インフラマネジメントの勉強会を開催し、将来的な相互連携・地方創生を目指した取り組みを開始しています。表彰式の様子表彰式の様子右から草津市・橋川市長、当社関西支店・坂口支店長↑会場は西早稲田キャンパス57号館 階段教室での講義風景←講義終了後も前田社長の元に は学生たちが列をなし、熱心な 質問が続きましたエントランス1階ロビー1階ロビーーー前田建設について、さらに詳しくお知りになりたい方は、こちらへ検索www.maeda.co.jpww14近ごろのマエダをお伝えします。前田建設FILMの開発と新幹線トンネルへの本格展開でJTAより功績賞を受賞早稲田大学建築学科の授業にて講義を実施滋賀県草津市 企業版ふるさと納税で感謝状を受領MAEDATOPICS

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