社長メッセージ

前田建設工業株式会社 代表取締役社長 前田 操治
代表取締役社長
前田 操治

前田建設工業は2019年1月8日に創業100周年を迎えました。

1919年に福井県で創業し山岳土木工事に着手して以降、都市土木、建築、海外そして脱請負分野へと事業を拡大してきました。

建設産業は、人々の暮らしに不可欠なインフラを支える産業として、こんにちまで大きな役割を社会から期待されてきました。しかし、日本も世界も大きな変革期に差し掛かった今、当社もまた変革を遂げなければ、社会に対する使命を果たし続けることはできないと考えます。そして、変革期である今こそ、創業の原点に立ち戻るべきと考えます。その原点とは、挑戦と堅実経営、つまり攻めと守りの両立です。前田の100年の歴史は、日本一や世界一への挑戦など、常に挑戦に溢れていました。

創業100年を機に新しいMAEDAが目指す姿は、一言でいえば「総合インフラサービス企業」です。建設とインフラサービス、つまりエンジニアリングとサービスが融合した姿を目指します。その為には、建設技術をさらに磨きながら、インフラにおけるサービスノウハウを蓄積し確立していく必要があります。

暮らしに身近なインフラにAIやIoTの技術を活用し、サービスの効率化を実現することで、経済的、社会的負担の低減を図り、社会の持続性に大きな貢献をしたいと考えています。そして将来には、世界中でインフラサービスの提供を担っていきたいと考えています。

同時に、新しいMAEDAの実現には、企業体質そのものも変革していく必要があります。第⼀に、大切なのは「人」だと考えます。我々は人を育てること、人への投資に⼀層傾注していきます。さらに、人事制度の見直しをはじめ、働き方改革、生産性改革、ガバナンス改革などを進め、グローバル基準で戦える体制を整備します。

社会のあり方、考え方が大きく変わろうとしている今、我々が率先して変革に挑戦しそれを成し遂げることは、社会にとっても大きな意義を持つものと確信しています。そして、その変革の実現を支えるものこそ、我々の中に脈々と流れるDNA、つまり挑戦する志です。

前田建設工業の挑戦の歴史は、グループ会社や協力会社、地域の方々とともにありました。改めて敬意と感謝の意を表したいと思います。そして、これからも一層絆を深めて参りたいと考えています。

MAEDAは決して挑戦の歩みを止めることはありません。