前田建設工業株式会社(本店：東京都千代田区、社長：前田 操治 以下、「前田建設」)は、築30年を超える中規模オフィスビル「一口坂中央ビル」(前田建設 東京建築支店)をオフィスのショールーム化をコンセプトとして改修し、2022年12月WELL※1 V2pilotにおいて、「GOLDランク」の認証を取得しました。
前田建設は、ESG経営のさらなる推進、温室効果ガスの削減を進めるべく、同ビルの改修を実施し、基準建物比▲50％以上の省エネを計画し、2021年2月に「ZEB Ready」※2と評価されました。本改修では、自然環境や省エネだけではなく、働く人々の環境、健康とWellnessにも焦点を当てています。空気質や光環境、音環境のみならず、昇降机の配置、利用したくなる階段のデザインによる運動促進やコミュニティ空間を創出し、健康啓発を進めることなどによりWELL認証も取得しました。
■一口坂中央ビル
安全・環境・働き方・技術をテーマにした総合改修工事の中で、WELL Gold認証とZEB Readyを同時に取得しました。省エネ性能と快適性能の両立を達成しています。
建物概要
用 途：事務所
構 造：RC造
階 数：地下１階、地上８階
建築面積：779㎡
延床面積：4,884㎡(住宅部分を除く)
竣 工：1988年5月
改修期間：2020年10月～2022年1月
前田建設工業 建築設計統括部門サイトでも紹介しています。
一口坂中央ビル：https://maeda-arch-design.jp/project/proj24.html
建物外観
1Fエントランス
1Fロビー(打合せコーナー)
※1 WELL認証
人々の健康とウェルネスに焦点を合わせて、建築や空間を評価する認証制度です。
人の健康と、身体的・精神的・社会的に良好な状態に保つこと(ウェルビーイング)に影響を与える様々な機能を測定・評価・認証する世界基準の評価システムです。
※2 ZEB Ready
ZEBの定義は「先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制や、パッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入等により、室内環境の質を維持しつつ、大幅な省エネルギー化を実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物」とされています。その中で、ZEB Readyの判定基準は、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から、50％以上の一次エネルギー消費量を削減した建築物とされています。
＜問い合わせ先＞
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail：maeda-release@jcity.maeda.co.jp