2025年01月17日前田建設とAAスクールがコラボレーションし
「Distillation of Architecture : 家具」展を開催

 前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区、社長:前田操治、以下「当社」)は、2025年1月17日から3月7日にかけて、英国ロンドンにあるAAスクールとのコラボレーション企画として「Distillation of Architecture : 家具」展を現地にて開催いたします。今回の展覧会では、日本の建築家デザイナーと素材制作研究者がチームとなり、伝統的な素材と現代的な技術を組み合わせた家具を制作しながら、“Distillation of Architecture(建築の蒸留)”というコンセプトを探求します。

 

 

 今回は、現代日本での実践的な文脈の中で、家具や家庭内の構造物を再考することをテーマとし、各チームから生まれた作品は移動式パブから行灯、敷物、茅葺きの天蓋まで多岐にわたります。これらは革新的な建築のアイデアを機能的な家具に洗練させる蒸留のプロセスを通して、現代の生活空間がどのような変化を遂げるかを示しています。

 

 今回の展覧会は、1992年に当社がスポンサーとして開催された「日本の若手建築家5人展 : Invisible Language」のヨーロッパ展をAAスクールで開催したことから始まった、30年以上にわたる継続的なコラボレーションを記念して開催されます。

 

AAスクールディプロマユニットマスター(建築家・美術家) 江頭慎氏のコメント:
 現在一般的な家具が消費品として量産され、その概念が家から切り離されてゆく中、日本には、その現状にあたかも疑問を投げかけるかのように、建築の要素を家具に融合させるかのような作風を持った建築家や、素材や伝統技術の応用を試みる研究者がいます。彼らは可動性や連鎖性、コンパクトさを追求し、法的・経済的な課題に巧みに対応しながら、環境を重視しつつ興味深い住空間を生み出しています。今回の作品たちは、都市から個々の人体までスケールを移行し、建築のアイデアを蒸留し、手段の経済性を体現しているかのようです。
 

 当社とAAスクールが行ってきた様々なプロジェクトは、人々が集い対話することで未来へのビジョンを共創する取り組みであり、企業と学術団体の枠を超えて多くの人に開かれた試みでもあります。グローバルかつローカルに未来を見据えながら、社会課題や自然環境に働きかける前向きなネットワークの構築を目指して、今後もAAスクールとともに新しいアイデアを生み出してまいります。

 

<開催概要>
「Distillation of Architecture : 家具」展

開催期間 2025年1月17日~3月7日

場 所

AAスクール AAギャラリー・フロントメンバーズルーム
(36 Bedford Square, London WC1B 3ES)

詳細はMAEDA + AA School特設HP、AAスクールHPにてご確認ください。
■特設HP:https://aaschool-maeda.jp/

 

<問い合わせ先>
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail:maeda-release@jcity.maeda.co.jp

 

前田建設とAAスクールがコラボレーションし「Distillation of Architecture : 家具」展を開催

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