前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区、社長:前田操治、以下「当社」)は、学校法人片柳学園(東京都大田区、理事長:千葉茂)が運営する東京工科大学(以下、「大学」)の八王子キャンパス(以下、「キャンパス」)の敷地内において、本年7月10日に発生したPFOSを含む泡消火剤の漏洩事案に対し、発災直後から、大学の早期復旧に向けた対策の立案と実行に協力しております。
本年7月10日、キャンパスの敷地内に設置している消火設備の配管一部に亀裂が生じ、PFOSを含む泡消火剤の一部が大学キャンパス内の調整池と排水処理施設に流入する事案が発生いたしました。この対策として、現在、当社の開発技術 「PFOS・PFOA吸着処理システム De-POP’s ION®(デ ポップス イオン)」を設置し、浄化処理を進めています。
当社は一刻も早く浄化作業を進め、学生が安心して学びに集中できる環境と、 地域住民の皆様のご不安を少しでも解消できるよう、八王子市役所、東京工科大へのご協力に全力を尽くしてまいります。
写真1 「De-POP’s ION®」設置状況
<De-POP’s ION®の特徴>
PFOS・PFOA吸着処理システム「De-POP’s ION®」(写真1)は、「除濁装置ユニット」と「イオン交換樹脂塔ユニット」の2ユニットで構成されています。
「除濁装置ユニット」は、処理対象水の中に含まれるPFOS・PFOAを効率よく除去する上で阻害要因となる微細な砂やゴミなどの懸濁物を取り除く装置です。その後工程である「イオン交換樹脂塔ユニット」は、PFOS・PFOA処理専用に開発されたイオン交換樹脂が充填されており、PFAS類を効率的に除去する装置です。
詳細は、下記URLをご参照ください。
https://www.maeda.co.jp/tech_service/detail/de-pops_ion.html
<問い合わせ先>
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail:maeda-release@jcity.maeda.co.jp
東京工科大学 八王子キャンパスにおけるPFOS漏洩事案への対応について~当社開発のPFAS処理技術を用いた社会課題への取組み~