HACCPシステムの構築、情報システムによるトレーサビリティを先駆けて実現
前田建設のエンジニアリング事例として、平成16年3月に竣工した石川県金沢食肉流通センターの事例をご紹介します。次のようなコンセプトを基にコンサルティングから設計、施工、運用、保守までトータルでご提供いたしました。


コンセプト1 安全かつ清潔な衛生最重視の施設
『実効のあるHACCPシステムの構築』
- 衛生管理者が動きやすい動線の確保
- HACCPを可能とする使いやすいPP(Prerequisite Programs)の整備
- 危害要因分析に基づくHACCPシステムの構築
- HACCP・PPに関するラインワーカー教育とOJTの実施
- HACCPを導入した開業(平成17年4月)の実現
- HACCP第三者認証(対米輸出またはISO)の取得サポート
- 開業後のHACCP検証(年次)のサポート
コンセプト2 施設を機能させる頭脳と神経
『情報システムの導入』
- 生産管理システム、経営管理システムの連携によるコスト管理の実現
- 確実な製品のトレーサビリティの実現(RF-IDによる)
- 施設の稼働状態を中央で監視できる『中央監視機能』の充実
- HACCPを可能とするCCP監視・記録機能の装備
- PPの維持労力を軽減する自動監視・自動記録設備
- 施設状況を把握するためのITVカメラシステムの配備
- 隣接する食肉衛生検査所とのデータベースの共有