技術の概要
山岳トンネルにおける覆工コンクリート打設型枠(セントル)を自動で設置するシステム。自動追尾トータルステーションを用いて、設計位置と実測位置の差分を測定し、その情報を基にセントル制御盤が型枠を自動で設置位置まで移動させます。

技術の特徴
- 1.自動位置調整:自動追尾トータルステーションにより、設計位置と実測位置の差分を無線で自動転送し、セントル制御盤が型枠を設計位置まで自動で移動。
- 2.自動停止機能:覆工施工継ぎ目の浮き・剥落防止システムにより、型枠が所定圧力以上になった時点で自動停止する機能を搭載。
- 3.省人化:従来6名で行なっていた作業を2名で実施可能。ワンタッチ操作による伸縮型の鍋製型枠やエアバルクを使用し、型枠設置作業の自動化を実現。
- 4.精度向上:ICTを活用し、従来の人力作業による位置合わせを機械化することで、型枠設置精度の向上を実現。
メリット
- 生産性向上:人力作業を機械化することで、作業時間を短縮し、生産性を向上。
- 省人化:作業員の人数を削減できるため、労働負荷を軽減。
- 設置精度向上:型枠設置時の位置合わせを自動化することにより、設置精度の向上が期待できる。
特記事項
- 実績
- 道路トンネルにける適用実績多数
- 適用工種
- 山岳トンネル工事における覆工コンクリート打設型枠の設置作業
- 関連資料
- なし
- 備考
- 従来の妻型枠設置作業をワンタッチ操作で自動化し、省人化と精度向上を両立