技術の概要
外気に比べ、夏は低温に、冬は高温になる地中の熱エネルギーを利用することで、省エネルギーを実現します。具体的には、地中を熱源とするヒートポンプを用いて冷暖房を行います。これにより、一般的な空調よりも「電力消費量」および「CO2排出量」を削減します。排熱を大気へ放出しないことも含め、環境面に優れた空調システムです。
技術の特徴
- 地中熱を利用することで機器効率が向上し、省エネ・CO2排出量削減に寄与します。
- 空気熱源の空調方式と異なり、排熱を大気へ放出しません。
- リニューアル物件にも適用可能です。
- 放射空調と組み合わせることで、より快適な室内環境を得られます。
- 地中熱交換器の改良により、採熱効率を向上させています。
- 適切な制御により搬送動力を低減し、システム性能を向上させています。
- 熱応答試験装置、予測計算ツールを整備しており、最適な設計を行います。
- 最適設計により、過大な地中熱交換器の数量を削減し、建設費を低減します。

メリット
省エネ検証実験の結果、冷房時の電力消費量・CO2排出量が約半分になることを確認しています。



- 実績
- 前田建設・技術研究所
- 適用工種
- 一般建築物