3Sセグメント工法

老朽化した管路内面に、硬質プラスチック製のセグメントをボルトとナットを用いて組み立て、管路とセグメントの間に充填材を注入し、複合管として更生する工法です。

工法概念図
3Sセグメント材組立状況
3Sセグメント材組立状況
3Sセグメント材組立状況

適用範囲

形状

円形、矩形、馬蹄形等

管径

<円形>
呼び径 1,000〜4,000

<矩形>
内寸 1,000mm×1,000mm〜5,000mm×5,000mm

施工延長

制限なし

適用範囲

適用範囲

特徴

  • 供用下(水深25cm)での施工が可能
  • 大型機械を使用しないことにより占用作業帯が狭い
  • 透明セグメントの使用により充填材の注入状況が目視可能
  • 曲線施工(曲線半径R=3m以上)が可能
  • 上下分割施工および上下流側への同時施工による工期短縮が可能
  • 部分更生が可能
  • 一時的な施工の中断が可能
  • 用途により、セグメント材および色が選定可能
施工状況
施工状況
3S充填材注入状況
3S充填材注入状況
3Sセグメント材分割組立状況
3Sセグメント材分割組立状況

耐荷能力(円形)

外圧試験結果平均値(円形)

※スクロールにて全体をご確認いただけます。
更生前
呼び径
(mm)
管長
(mm)
更生後
内径
(mm)
更生前管条件 (1)
更生前
破壊荷重
(kN/m)
(2)
更生後
破壊荷重
(kN/m)
(3)
JIS規格値
(kN/m)
(1)/(3) (2)/(3) (2)/(1)

1500

2360

1378

破壊

137.7

192.8

91.3

1.5

2.1

1.4

1500

2360

1378

減肉

-

199.7

91.3

-

2.2

-

2600

2360

2414

破壊

221.7

341.5

136.0

1.6

2.5

1.5

2600

2360

2414

減肉

-

309.2

136.0

-

2.3

-

他工法(下水道技術)との比較

※スクロールにて全体をご確認いただけます。
項目

3Sセグメント工法

反転工法(複合管)

製管工法

材質

透明硬質塩化ビニル樹脂

不飽和ポリエステル樹脂

硬質塩化ビニル樹脂

下水供用下での施工

可能

水替え必要

可能

曲線施工

可能(R=8m)以上

可能

管路状態により可能

充填確認

充填量及び目視で確認

充填量で確認

充填量で確認

作業帯

大型機械設備不要で作業帯小

材料、反転機等のスペースが必要

材料、反転機等のスペースが必要

施工中断

施工途中の中断は容易

反転途中の中断はできない

施工途中の中断ができる