湖沼等の水質浄化システム
「エコグラブ」

技術の概要

流れが少なく水の淀みがちな池や沼などで富栄養化が進むと、悪臭の発生や景観の悪化を招きます。

エコグラブは、このように汚れた(富栄養化した)湖沼等の水を浄化する装置です。この装置は電解凝集法と接触酸化法を組み合わせた処理方法を採用し、富栄養化の原因となる有機汚濁物質や栄養塩類の窒素、リン等の効率的な除去を可能とします。

技術の特徴

  • 1.電解凝集法と接触酸化法を組み合わせて効果的な浄化を行います。
  • 2.薬品類を一切使用しないため、環境への負荷を小さく抑えられます。
  • 3.従来の接触酸化法では困難であった窒素、リンなどの除去が可能です。
  • 4.従来技術である凝集・急速砂ろ過法に比較して、コスト面で有利となります。
  • 5.汚濁物質の状態に応じて、不織布・カーボン繊維・プラスチック濾材等を組み合わせたシステムを構築します。

メリット

実証実験結果(1)[実績1)における各種汚濁物質の除去効果]、実証実験結果(2)[実績2)における実水域での処理を模擬した長期稼働計測]、浄化装置の構造(電解凝集法+接触酸化法)

特記事項

装置導入による水域水の簡易水質予測も行うことができます。

実績
  1. 1)埼玉県寄居町 平成倶楽部G.C.下流の猿取沼実証実験(H7.4~H8.3):(2,400m3
  2. 2)静岡県掛川市 生涯学習センター内北池実証実験(H13.11~H15.10):(1,000m3
NETIS登録No.
SK-980055-A
適用工種
水質浄化