山岳トンネル工事の
安全性・生産性向上技術
全自動鋼製支保工建込みロボット

技術の概要

前田建設工業株式会社が開発した「全自動鋼製支保工建込みロボット」は、ワンボタン操作で山岳トンネル用鋼製支保工の建込みを実現する技術です。従来技術の3つの要素(①支保工位置追尾システム、②高性能エレクタマシン、③自動建込用鋼製支保工)を制御するプログラムを構築し、さらに自動建込み用操作画面と測量用ミラー自動回収機構を新たに追加したことで、作業の自動化と安全性の向上を実現しています。

技術の概要
技術の概要

技術の特徴

  • ワンボタン操作で全自動建込みを可能にするプログラムを構築
  • 測量用ミラーの自動回収機構を搭載
  • 建込み作業の自動化により、従来必要だった作業人員(6人→1人)の大幅な削減が可能

メリット

  • 安全性の向上:切羽直下での作業を完全に排除し、肌落ち災害を撲滅することで作業者の安全を確保
  • 生産性の向上:支保工建込み作業の自動化により、省人化を実現し、掘削作業の効率化が図れる

特記事項

実績
道路トンネルにおける現場導入済みの技術
適用工種
山岳トンネル工事用鋼製支保工の建込み作業
関連資料
なし
備考
特許出願中(前田建設工業株式会社)