木造・木質化プロジェクト国際基督教大学 新体育施設

武蔵野台地の中央部に位置した緑で囲まれたキャンパスの中に、ミニマルなカーブする屋根が幾重にも重なりながら舞い降りたような形状の体育館です。
メインコート棟、プール棟、エントランス棟と、その機能に応じた多様な空間を用意し、それぞれの空間の性能とキャラクターを表現する、最適な木構造システムを採用しています。
また、それぞれの建物をRCの耐火建築で接合することにより、準耐火建築物扱いにしていることも特徴の一つです。
CLTを型枠とした高さのあるRC柱と、LVL折板構造で大きな片持ち屋根を実現したエントランス空間。
一般流通材を使って軽快な天井をデザインしたメインコートと屋内プール。
木造の新たな可能性を表現したプロジェクトといえ、大規模木造建築の普及に寄与すると考えています。

エントランス正面
エントランス正面
全景
全景
メインコート
メインコート
屋内プール
屋内プール
所在地
東京都三鷹市
発注者
学校法人国際基督教大学
設計・監理
基本設計:日本設計、隈研吾建築都市設計事務所
実施設計・監理:前田建設工業株式会社一級建築士事務所
施工
前田建設工業株式会社東京建築支店
構造・規模
木造(一部RC造)地上2階
面積
敷地面積:659,875m2 建築面積:3,566m2 延床面積:3,916m2
竣工年
2018年
備考
サステナブル建築物等先導事業