Jヴィレッジは日本にプロサッカーリーグが誕生した翌年の1994年に、日本サッカー界の発展や地域振興への寄与を目的に構想が提案され、1997年に完成した日本初のサッカー・ナショナルトレーニングセンターです。
福島県双葉郡広野町と楢葉町に跨って立地し、スタジアムを含め11面の天然芝サッカーピッチを有した、日本代表をはじめとする多くのサッカー関係者の合宿等で利用されてきたスポーツ施設です。
2011年3月11日の東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故に伴い、事故収束の対応拠点として使用されることになり、施設の運営を休止していましたが、福島県復興計画における福島復興のシンボルとして『新生Jヴィレッジ』が位置づけられ、建設当時の姿に復旧されることとなりました。
また、敷地内に天候の影響を受けない、日本初となるサッカーピッチ1面分の屋根を持つ人工芝グラウンド、「全天候型練習場」も新設されています。
前田建設では、地域振興構想段階から参画すると共に、2019年の新生Jヴィレッジ全面営業再開にも携わっています。



- 所在地
- 福島県双葉郡楢葉町・広野町
- 事業主体
- オープン時:東京電力株式会社 再始動時:福島県 東京電力ホールディングス株式会社
- 実施設計
- 全天候型練習場:前田建設・佐藤総合特定建設工事共同企業体
- 施工
- 既存建物復旧・ピッチ復旧・全天候型練習場新設:前田建設工業株式会社東北支店
- 構造・規模
- 既存建物:RC造他、地上4階 全天候型練習場:S造、地上2階
天然芝ピッチ8面(スタジアム含む)、人工芝ピッチ2面、400mトラック付き人工芝ピッチ1面
- 面積
- 敷地面積:約49.5㏊
既存施設:建築面積:12,940m2(合計) 延床面積:19,800m2(合計)
全天候型練習場:11,170m2 延床面積:10,160m2
- 竣工年
- 1997年オープン 2011年~2018年休止 2019年全面営業再開