概要
建物平面の一部(コア部)に集中的に耐震壁を配置し、地震力の大部分をコア部で負担させます。この効果で従来のラーメン構造と同等以上の耐震性能を確保しつつ、コア部以外の躯体寸法を小さくすることができ、躯体コストの低減や広い居住空間が得られる工法です。
特徴
一般的なS造超高層事務所と比較して、躯体コストを大幅に低減(10〜15%)することができます。事務所や住戸部は、柱・梁の本数を少なくすることができ、広い室内空間が得られます。従来のRC造超高層住宅と比較して、同じ高さで階数を多くすることができます。
架構フレーム建物のイメージ


部材の構成 〜コア壁とX型配筋〜
建物のコア部はコア壁とそれを結ぶ短スパンの梁で構成されています。コア壁は断面がL・T・コ型の形状で下層部の壁厚は600mm程度となり柱を連続させたイメージの立体耐震壁になります。コア壁を有効に働かせるため、X型配筋を用いた短スパン梁でコア壁相互を連続しています。梁にX型配筋を適用することで部材に靭性をもたせています。


HIW工法の主な施工事例
![ライオンズタワー月島新築工事 [地上32階、地下2階]](/assets/images/tech_service/detail/k_taishin_hiw/img_k_taishin_hiw05.jpg)
[地上32階、地下2階]
![(仮称)Dグラフォート清澄白河 [地上32階、地下1階]](/assets/images/tech_service/detail/k_taishin_hiw/img_k_taishin_hiw06.jpg)
[地上32階、地下1階]