火災安全性能設計技術

技術の概要

平成12年に施行された建築基準法の性能規定化により、防火関連規制も従来の仕様規定型から性能規定型に移行しました。

本技術は、建物の避難安全性能および構造耐火性能を実情に合わせて評価することにより、建物の火災安全性を損なわずに機能性の向上やコストダウンを実現するものです。

技術の特徴

ルートB設計法(建築確認で済む設計法)とルートC設計法(大臣認定が必要な設計法)を活用して、建築物に必要な火災安全性を確保すると共に、コストダウンや設計の自由度向上を可能にします。

  1. 1.ルートB用設計ツールにより一般的な建築物の性能設計を効率良く行うことができます。
  2. 2.ルートC設計に必要となるシミュレーション技術や模型・実大実験技術の整備を行っており、詳細な火災安全評価が可能です。
避難設計による排煙や階段の削減

メリット

  1. 1.避難安全性能、構造耐火性能を実情に合わせて評価することにより、安全性向上、プランの自由度向上、コストダウンが可能になります。
  2. 2.排煙設備の削減、避難階段数の低減、耐火被覆厚の低減や削減、歩行距離制限の緩和等により合理的な建物計画が可能になります。
  3. 3.特殊な建築物にしか認められていなかった性能設計手法が、一般的な建築物でも適用可能となります。
耐火設計による耐火被覆の削減

特記事項

ルートB設計法は大臣認定によらず建築確認のみで済ませることができ、小規模建物でも適用可能です。

実績
  1. 1)食料品工場
  2. 2)レジャースポーツ施設
  3. 3)物流配送センター
  4. 4)駐車場施設
  5. 5)清掃工場
  6. 6)学校施設
  7. 7)プラント施設
  8. 8)金属加工工場
  9. 9)ショッピングセンター

他多数

適用工種
一般建築物
備考
国交省大臣認定取得数10件