技術の概要
「クリアビュー工法」は、汚濁防止膜等で囲いを設けた水域に直接、凝集材を添加・混合し原位置で濁水を処理する工法です。そのままでは視界確保が困難な程濁った水域も、同工法により数m先までの視界が確保できるようになるため、潜水作業の安全性・作業効率の向上に寄与します。
技術の特徴
- 天然鉱物を主原料とする魚毒性の小さい凝集材を使用します。
- 図-1に示す簡単な作業手順で原位置での濁水処理が可能となります。

メリット
写真-1、2に示すよう、そのままでは潜水作業に必要な視界が確保できない水域において、数m先の視界が確保できる程、水の濁りが除去されます。
視界が確保できるようになることで、潜水作業の安全性と作業効率が向上しました。

特記事項
- 実績
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- 1)滝発電所 土木設備仮復旧工事(新潟・福島豪雨対応)
電源開発株式会社 平成23年8月~12月 - 2)新川河口排水機場第四期建設工事
北陸農政局 平成24年9月~平成27年6月
- 1)滝発電所 土木設備仮復旧工事(新潟・福島豪雨対応)
- 適用工種
- ダム、一般土木、海洋土木
- 関連資料
- 潜水士の視界確保を目的とした原位置濁水処理工法の現場適用事例
前田技術研究所報Vo.54,2013
- 備考
- 特許出願中