接続鉄筋を用いた
SRC造非埋込み形柱脚構法
「MAZIC(マジック)ベース構法」

技術の概要

MAZICベース構法は、接続鉄筋を用いたSRC造非埋込み形柱脚構法で、埋込み形柱脚と同等の性能を有するものです。

本構法は、SRC柱の内蔵鉄骨を基礎部に埋め込まないため、基礎梁の折り曲げ筋やハンチが不要で、スラブ打設後の鉄骨建て方となるため、工期短縮、コスト低減および安全性の向上が図れます。

技術の特徴

  • 1.ベースプレートを貫通する接続鉄筋と柱主筋により、埋込み形柱脚と同様にSRC柱の応力を確実に直下の基礎構造に伝達できます。
  • 2.埋込み形のSRC柱と同等の部材性能を有します。
  • 3.(財)日本建築総合試験所より「建築技術性能証明」を2002年3月に取得しました。
MAZICベース構法構造概要

メリット

  1. 1.コスト低減、工期短縮となります。
  2. 2.1階スラブ打設後に鉄骨建て方となるため、作業性、安全性が向上します。
施工例

特記事項

[適用範囲]

  • 1.コンクリート設計基準強度
    21N/mm2≦Fc≦48N/mm2
  • 2.鉄骨:
    SS400
    SN400、SN490
    SM400~SM520
  • 3.鉄筋:SD295〜SD390
    高強度せん断補強筋
実績
  1. 1)FM御茶ノ水(H14) 東京都文京区
  2. 2)西原2丁目マンション(H14) 東京都渋谷区
外部評価
(財)日本建築総合試験所建築技術性能証明(H14.3)
適用工種
一般建築物
関連資料

建築技術性能証明評価概要報告書(性能証明第01-17号)

(財)日本建築総合試験所 H14年3月

備考
本構法は、(株)錢高組との共同開発です。