技術の概要
MAGAR工法は、従来の直線ボーリングでは届かない既設構造物直下等の耐震補強(液状化対策)のための地盤改良(薬液注入)を行うことを目的とした工法です。
靭性のあるロッドと最新の位置検知システムを用いた施工により、従来工法の最大スペックを満足した3次元曲線削孔が可能です。また、下記に示す特徴により、従来工法に比して「品質向上」「コストダウン」「工期短縮」「環境負荷の低減」を実現します。
技術の特徴
- 1.従来工法の最大スペックである削孔延長(L)150m、最小曲率半径(R)30mの3次元曲線削孔が可能です。
- 2.最新の位置検知システムを用いた施工により高精度(削孔精度L/300かつ±30cm)な施工が可能です。
- 3.薬液注入工は注入管リサイクル方式を採用することで、地中に注入管を残すことなく改良体を造成することが出来ます。

メリット
- 1.空気圧送を用いた位置検知システムより、計測時間の短縮を図り、削孔工の工期を従来方式に比して15%短縮することが可能です。

- 2.空気圧送を用いた位置検知システムにより、設備の縮小化が出来、狭隘な箇所での施工が可能です。
- 3.特殊な薬剤を用いた削孔汚泥のリサイクル技術により産廃処分量を約50%低減でき、「環境負荷低減」と「コストダウン」を図ることが出来ます。
- 実績
- A社川崎工場側方流動対策(H22)
- 適用工種
- 既設構造物直下の耐震補強・液状化対策
- 備考
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H22.4.23 日経産業新聞掲載
H22 日刊建設工業新聞掲載