屋上緑化技術

技術の概要

当社の屋上緑化技術は、人工軽量土壌や人工ゼオライトなどを用いることを特徴とし、ローコスト・ローウエイト・ローメンテナンスが可能な屋上緑化システムを提供するものです。
都市景観の向上や地域環境への配慮、省エネルギー効果が期待できるとともに都市部における「ヒートアイランド現象」の解決に役立ちます。

技術の特徴

省エネ・鑑賞・アメニティなど、目的に応じて、土壌および植栽の種類、灌水方法、防水仕様などを最適に組合わせた屋上緑化システムを提供いたします。

  • 1.薄層緑化

    • 土壌は無機系人工軽量土壌を使用し、排水層のない簡便な構造です。
    • リサイクル資材である人工ゼオライトを添加することで保肥性、保水性に優れた土壌が得られます。
    • 厚さは従来の半分程度の7cmから施工可能で、80kgf/m2程度の荷重で済むため、既存建物への導入も可能です。
    • セダム類のほかに、花卉類、ハーブ類など多様性に富んだ植生が選択できます。
  • 2.屋上菜園

    • 礫状の人工軽量土壌を使用した菜園のため、従来のものよりも軽量です。(湿潤状態でのかさ比重が黒土1.6に対して1.0程度)
    • 土壌の厚さは栽培する野菜の種類によって決定します。大型の根菜類以外は30cm程度で十分です。

メリット

省エネルギー等の経済効果のほか、アメニティ効果、環境改善効果が得られます。

屋上緑化による遮熱効果
グランシティ川崎(集合住宅)、こしき海洋深層水施設(工場)、兵庫県立成人病センター(病院)
実績
  1. 1)レックスハイツ文京春日(H13):環境共生住宅[個別供給型]認定第1号
  2. 2)前田建設飯田橋本店(H13)
  3. 3)こしき海洋深層水施設(H15)
  4. 4)兵庫県立成人病センター
  5. 5)グランシティ川崎(H15)
  6. 6)インクス茅野(H17)

適用工種
集合住宅、事務所・庁舎、学校、工場、医療福祉施設、文化施設など
関連資料
日本緑化工学会全国大会論文集 H13