適用工種 学校、病院、庁舎、
集合住宅、歴史的建造物、事務所ビル
キーワード 維持、施工、耐久性向上、
高品質化、リニューアル、耐震、免震
概要
免震レトロフィット工法は、既存建物の最下層や中間層に免震装置を組み込み、耐震性能に優れた建物を実現する工法です。一般の耐震補強工法とは異なり、工事箇所が特定されるため建物を使用しながらの工事が可能であり、建物全体の意匠性や機能を損なうことがありません。庁舎や歴史的建造物を中心に適用が始まりましたが、今後リニューアル市場の拡大とあいまって普及が進んでいくことが予想されます。
特徴
- 1.既存建物の最下階ないしは中間階の柱を切断し、挿入した積層ゴム免震装置によって建物の荷重を支えると共に、地震の揺れが建物に伝わらないようにする工法です。
- 2.免震化する階以外の部分の補強をほとんど必要としません。
- 3.工事階以外の機能やレンタブル比を阻害することがありません。
- 4.EVなどの縦穴の納まりや、配管ジョイントなどに対する工夫を施しています。
- 5.柱を順次、切断していくため、施工中の地震対策には特に留意しています。
- 6.建物の動きをモニターするなど、施工管理に工夫を施しています。










効果
- 1. 他の耐震補強工法に比べ、一般には大幅に耐震性能を改善することが可能です。
- 2. 建物を使用しながらの工事(居ながら施工)ができるので、営業を継続しながらの耐震補強が可能となります。

特記事項
- 一般の耐震補強と同様、「耐震改修促進法」による助成や緩和措置を受けることができます。
実績
- 1. 九段北宿舎模様替工事(H15) 東京都千代田区:集合住宅
関連資料
問い合わせ先 本店 技術部
TEL:03-5276-9415 FAX:5276-5246
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