火災リスクマネジメントの重要性
火災リスクは重要なリスクです。
火災リスクは、様々なリスクの中でも代表的かつ伝統的なリスクです。他のリスクと比べ発生頻度は小さいですが、防火対策に欠陥があったり、防火意識が欠如していると発生頻度が高くなり、極めて影響の大きなリスクとなります。
*) 1年間に起こる災害の被害総額は約7000億円です。その内、台風が農作物等の被害も含めて約4000億円、地震が約200億円です。一方、火災は約1500億円程度の被害額となり、比較的大きなリスクとなります。

火災発生状況と火災リスク
近年(平成10〜12年統計)では、年間約60,000件の火災が発生し、約2,000人の死亡者と7,000人の負傷者が発生しています。
財物の損害 |
建物、ハイテク化した高額な機器、設備・製品 |
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休業補償 |
企業活動停止に伴う営業損失、休業中の給料等の経費 |
人的災害 |
外来客・従業員等の死亡・障害に対する治療費 |
第三者への賠償 |
隣接建物への延焼等による損害賠償責任 |
社会的信用 |
社会的信用の失墜 |

(H12年)

(H12年)


出火事例
火災リスクマネジメントの手順
前田建設は、建物の用途・使用方法に応じて、火災リスクを評価し、効果的な火災リスク低減策をご提案いたします。
- 個々の施設の条件や使用状況、防火管理体制等をもとに、火災の発生から火災鎮火までの火災シナリオを予想します。
- 施設に予想される火災性状を予測し、火災リスク[焼損・煙損・水損・人的被害]を評価し、火災リスクを効果的に最小限とする防火対策をご提案します。

火災発生から鎮火までのシナリオ予測例
個々の施設、防火管理者の対応等、火災の発生から鎮火までの状況を細やかに予測し、火災による損害額と人的被害を予測します。

火災リスクマネジメントを支える前田建設の火災安全技術
