技術の概要
リングビームスキャナー“SATURN”(Ring Beam Scanner witch measures Sewer pipe, Adit, TUnnel, Round shaft, Natural cavity, etc.)は、地下空洞等の寸法・体積・形状を計測する装置です。従来型のスキャナーと比較すると、大幅な時間短縮やコストダウンが可能であるとともに、地下空洞以外の対象物にも広く適用することが可能です。
技術の特徴
- リングビームスキャナー「SATURN」は、地盤内の画像を取得する計測機(プローブ)と、データを分析するモバイルPCで構成されています。
- 地盤内部の空洞を測定する際には、ボーリング孔から吊り下げたプローブを、ウインチ等を用いて引き上げ測定します。
- リングビームデバイス※を用いた計測を行うことで、地下空洞等の寸法・体積・形状を迅速かつ安価に計測することが可能です。
メリット
- 地下空洞等の寸法・体積・形状を迅速かつ安価に計測することが可能です。
- 計測用プローブをワイヤーで引き上げる等の手軽で簡易な方法で測定が可能です。
- 直径5mの空洞に対して、計測誤差は約1%(理論値)です。
※リングビームデバイスとは、円錐ミラーで円盤状に反射させた半導体レーザービームにより、測定対象内部の光セクショニング形状を取得する装置です。
この光セクショニング形状をCCDカメラで捉え、位置情報に基づいて繋ぎ合わせることで、測定対象物内面の三次元形状を測定します。
特記事項
- 適用工種
-
廃坑や地下施設等の調査
災害時の空洞・陥没等の調査
廃止トンネル等の充填工事における注入材出来形確認
ダム現場等における現場密度試験の体積測定
タンク等の内部形状調査 など
- 関連資料
-
「地盤内空洞等を対象としたリングビームスキャナーの開発」第71回土木学会年次学術講演会(2016,9)
- 備考
- リングビームスキャナー「サターン」は、前田建設工業(株)、NPO法人三次元工学会の共同開発によるものです。