シックハウス対策技術

技術の概要

近年「建材から発生する化学物質」等が引き起こす室内空気の汚染、いわゆる「シックハウス問題」が顕在化しています。
この技術は、シックハウス症候群の原因と考えられているホルムアルデヒドなどの化学物質による室内空気汚染を防止するものです。開発した濃度予測ツールを用いて適切な建材・設備仕様を選定するとともに、施工品質管理システムを実行することで、健康で快適な居住空間を提供します。

技術の特徴

  1. 1.濃度予測ツールを用いることで設計段階から事前予測が可能となり、要求品質に応じた建材・設備仕様を選定することができます。
  2. 2.自社で実大実験や部材試験を行い、各種対策方法の効果や建材放散量などのデータベースを保有し、設計施工に活用しています。
  3. 3.材料選定、施工、引渡しなどの各工程における具体的な管理手順を示した施工品質管理システムを実行することで、品質を向上させます。
  4. 4.シックハウスに関するホームページを運用し、最新の情報や対策効果などはイントラネットで社内に水平展開されています。
実大実験の状況
部材試験装置

メリット

適切な材料選定と施工管理により、要求品質に応じた設計施工が可能になります。

設計フロー図、施工管理チェックリスト
実績
集合住宅、学校などへ実績多数あり
適用工種
集合住宅、学校