木造・木質化プロジェクト桐朋学園音楽部門
仙川新キャンパス

「音楽教育の土台を木で築く」という基本方針のもと、都市部での大規模木造キャンパスを実現させました。
世界で活躍する音楽家を輩出している桐朋学園様は、これまでの伝統を見直して、新しい価値を見いだせる『来るべき音』の創出を教育理念に掲げており、その具現化には世界の最先端木造技術を用いた環境(建築物)こそが必要だったのです。
木造耐火建築を木造らしく見せることはデザイン上の大きな要素であり、隈研吾建築都市設計事務所様と共に周辺の住宅地との調和にも意識して取り組みました。
遮音・音響性能が重要な音楽学校の校舎を木造で実現できることを証明したこのプロジェクトは、大規模木造建築の可能性をさらに大きくしたといえます。

全景
全景
学生ホール
学生ホール
特大講義室
特大講義室
所在地
東京都調布市
発注者
学校法人桐朋学園
設計・監理
隈研吾建築都市設計事務所、前田建設工業一級建築士事務所
施工
前田建設工業株式会社東京建築支店
構造・規模
木造(耐火建築物)一部RC造、地上4階、地下1階
面積
敷地面積:41,946m2 建築面積:1,232m2 延床面積:4,825m2
竣工年
2017年
備考
  • 第21回木材活用コンクール(平成29年) 木材活用賞 受賞
  • COFI中層木造建築デザインアワード2018 入賞

関連実績