JR常磐線、貨物線を防護するために、地盤改良を行う。そのために、メカジェット工法(噴射付機械撹拌杭工法)を開発し、特許を出願した。メカジェット工法で斜めに杭を打ち、ソイルセメントコラムを造成する。完成後は地中に隠れてしまうため、1本ずつデータを記録し、写真を撮影する。地道な作業だ。作業時間は深夜0時30分から4時10分まで。進捗状況は約60%。
所長の鈴木は「まず発注者に地盤改良の必要性、形状と工法を提案し、それによりシールド掘進による軌道の動きを想定量の半分程度に抑制することを説明しました。さらに、MJマシンを開発し、試験施工で改良体の出来形、精度を確認して、信用を得るまでに、約1年かかりました。与えられた軌電停止時間90分以内に1本杭を打つこともできました。良好に改良できていることが確認できたので、安心しています」と苦労を語った。 |