|
ベルトコンベアで運ばれ、JIOCE式高速連続ミキサに投入される骨材とモルタル。 |
|
|
JIOCE式高速連続ミキサは、骨材とモルタルをM-Yミキサ内に連続的に投入することにより、自重で一定の品質のコンクリートを連続して大量に製造する新しいタイプのコンクリート製造システムである。 |
|
|
|
|
|
|
|
ケーブルクレーンで運ばれてきたコンクリートをグランドホッパーに移す。 |
|
機電次長 馬場 操
「ケーブルクレーンの点検は、私がケーブルの上部に乗って、自分の目で確認しています。ボルト1本の緩みが大きな事故につながりますから」 |
|
|
|
ここには、日本初の試みであるJIOCE式高速連続ミキサと在来方式、2つのコンクリート生産システムがある。全コンクリート50万m3のうち30万m3のRCDコンクリートをJIOCE式高速連続ミキサで製造する。馬場は綱木川ダムでの経験を生かして、最大80mmの骨材の通過に耐えるようM-Yミキサを改良した。まずサイズを従来より一回り大きくし、骨材が当たって磨耗する箇所をテロプレートという特殊合金で補強した。JIOCE式高速連続ミキサが、激しい音を轟かせながらコンクリートを練り上げる。
そのコンクリート6m3をバケットに入れて、20tのケーブルクレーンを1往復3分で運行し、グランドホッパーに落とす。馬場はこの自動運転システムで、1時間当たり120m3の打設目標をクリアした。
「コンクリートを積んだバケットを前進しながら放物線を描くように下ろし、コンクリートを降ろして空になったバケットを引き上げながらプラットホームに戻すことで、運搬時間を短縮しました」と4カ月間にわたり工夫したポイントを語った。
コンクリートの打設は順調に進んでいる。 |