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8.配線、配管が入り組むiss階
9.四角い建物の上に三角の建物を載せるために、iss階の梁が交差した四角い部分に、3階以上を支える柱を建てた。
10.天井裏の複雑でボリュームのある設備
11.設備主任 交田量彦 |
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12.課長(工務担当) 渡辺利明
13.現草加病院内に展示されている建設工事の写真
14.外壁タイル
15.ガラスカーテンウォール
16.アルミカーテンウォール |
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病院は設備が複雑に入り組んでいるため、通常より階高が高く、この建物は四角い建物の上に三角の建物を載せたデザインになっている。そのため、2階と3階の間に階高2.7mの設備スペースISS階を確保して、配管・配線を建物の形状に合わせ、ISS階の配管をユニット化した。
さらに、ランニングコストを削減するため、ガスエンジンによる発電システムとしてCGS(コージェネレーションシステム)を採用。この電力で照明を点け、廃熱を給湯に利用して、同時に燃料電池も設置する。
設備主任の交田は、主に空調、給水・給湯などの衛生設備を担当している。「建築の骨組みができたあと、建物の内臓のような設備を施工します。自分が管理した設備が思い通りに動いたときに、この仕事をして良かったなと思います」と交田。
工務担当課長の渡辺は、仕上げ工事を担当し、発注者・設計者との計画書の検討から、仕様の決定、準備まで、施工前の段取りをしている。渡辺は「施工中に起こりそうな問題点を施工前に予測し、施工中に問題が発生したときは素早く的確に対応しなければなりません。エンドユーザーさんに『いい建物だね』と言っていただくのが一番うれしいです」と語った。
12月中旬、足場が外され、建物が姿を現した。外壁は形状が複雑で、外壁材には、コンクリート、ガラスカーテンウォール、アルミパネルなど12~13種類の建材が使われている。材質の異なる建材で堅牢な建物を築くために、外壁だけで最大8名が10カ月間張り付き、通常の4倍の施工図を引いた。
病院長の八重樫氏は「患者中心の良質の医療ができるよう、職員が一丸となって努力したいと思っています」と意気込みを語った。
現病院の廊下には、新病院の現場写真や病室のモデルルームの写真が掲示されている。待望の新病院開院に向けて、市民の期待が高まっている。 |