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発注者であるセコムホームライフ株式会社 執行役員 開発本部 副本部長の塩入 修氏は、「グローリオ蘆花公園」の構想について「1958年に旧日本住宅公団が分譲した『芦花住宅』の約4900坪の土地を2005年に購入し、私共が建設するマンションに『芦花住宅』の良さを受け継ぐため、『グローリオ蘆花公園』と名づけました」と語った。
この土地を最大限に活かすために10棟の分棟配置とし、5~10階建て低層ヴィラ棟8棟、12階建て高層テラスレジデンス棟1棟、コミュニティハウス棟1棟を建設。コミュニティハウスには消防署と同等の強度を確保し、地域の防災拠点や文化拠点としての役割を担う。
災害対策としてはマンホールトイレ、かまどスツール、非常電源装置、緊急浄化装置などを設置。ゲリラ豪雨対応としては、ヴィラABCD各棟に計3000t分の湛水貯留施設、高層テラスレジデンス棟に2300tの雨水貯留施設を設け、周辺の雨水も引き込み貯留して被害を防ぐ計画である。
また、植栽にはここで育った32本の高木を活かし、あわせて2400本余りの植栽計画を立て、環境に配慮している。
さらに「セキュリティ会社の良さを活かし、敷地全体に三重四重の防犯設備を整え、『暮らしを守る』ことにも力を入れています。
セコムグループは163社ほどで構成しており、マンションの建設はもとより竣工後のサービスも充実させています。
このようなことから、サービスの面では『健康サポートマンション』と銘打ち、病院と提携したサポートのほか、インストラクター付きフィットネスルームや、快眠セラピストのコーディネートによるゲストルームもご用意し、健康増進のお役に立ちたいと考えています。このように『安心・快適』をキーワードとして暮らしのサービスを充実させています」とセキュリティ会社ならではの特色を語った。
発注の経緯については「前田建設さんとは、グローリオタワー横浜元町を共に建設したときからのおつき合いです。これまでの物件の施工品質を評価し、頑固なまでに品質を追求している姿勢や、お客様への柔軟な対応を評価し、信頼できる建設会社であると実感したことから、今回も前田建設さんにマンションの建設を発注しました」と語った。
この現場では新しい試みとして、セコムホームライフ株式会社の『SCR』※1と前田建設の『TPMs』※2という充実したシステムをコラボレートして、工事履歴データベースを構築し、建設中も竣工後も図面や写真など施工記録の閲覧ができるようにしている。
「グローリオ蘆花公園」は2008年3月に着工、2010年1月の竣工をめざしている。
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外観完成予想CG |
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セコムホームライフ株式会社
執行役員 開発本部 副本部長
塩入 修氏 |
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