大阪に向けて延伸を続けている北陸新幹線。東京から金沢まで繋がっている同路線を、現在、福井県の敦賀まで延伸する工事が進められており、その一角を当社が担っています。 鋼管ソイルセメント杭 施工状況 外面にリブ(突起)が付いた鋼管を、地盤に造成したソイルセメント柱に挿入して一体化させます。大型の機械が必要であり、狭あい地での施工なので、その配置等については特に工夫が必要になります。 足羽川への環境配慮 足羽川の現場では粗面仕上げできるテクスチャ付きの型枠シートを使用することで、コンクリートの打継処理に硬化遅延剤や高圧洗浄水が不要になり、高アルカリの洗浄水の流下を防いでいます。 |
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この工区の特徴のひとつは、全線が北陸本線と併走しており、営業線近接工事となっていることです。列車の運行に支障になるようなことはもちろん、架線に異物を飛ばすようなことはあってはなりません。また、駅の周辺ということで非常に狭く、進入路や工事スペースの確保が厳しくなります。さらに、近隣に住居もあるので、騒音や振動などにも気を遣わなければなりません。そして足羽川に渡す橋りょうの工事においては、環境に対するさまざまな配慮が必要になります。 オープンケーソン基礎 施工区間に2カ所のオープンケーソン基礎施工があります。ケーソンの傾斜計測や沈下計測の自動化を図り、高品質のケーソン施工を実現しました。 |
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工期短縮のための工夫はほかにもあります。 |
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新幹線足羽川作業所 益田 竜太 |
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