2012年04月04日マルチジェット工法 「改良径見える化」と「既設宅地の液状化対策」

高圧噴射攪拌工法では、特に耐震補強(永久構造物)を対象とした改良において、改良体出来形の確実かつリアルタイムの確認方法が課題とされていました。従来、一般的に行われている造成28日後のチェックボーリングによる出来形確認では、万が一改良径不足が発覚した場合の対応が困難なためです。

 

このたびマルチジェット工法では、改良体の出来形品質確認の高度化を目的とし、改良径の『見える化』を実現するため、特殊センサーによる造成時の改良径リアルタイム確認システムを開発しました。

 

一方、東日本大震災での液状化現象により、狭隘な既設宅地及び既設インフラを対象とした液状化対策工法として、小型の機械でソイルセメント改良体を造成する高圧噴射攪拌工法が注目されています。

 

そこで、マルチジェット工法では、薄壁形状などの自由形状改良や大口径改良が可能である特徴を生かし、大幅にコストダウンした既設宅地及び臨海部コンビナートなど既設インフラの液状化対策の提案を進めています。

 

今回の新確認システムおよび提案については、こちらをご覧下さい。

マルチジェット.pdf

 

マルチジェット工法は動画(イントロダクションから技術紹介ページへ)動画(上から3つ目をクリック)でも、ご紹介しています。

 

また液状化などによる道路波打ちの事前防止策として、ジオブリッジ工法もご用意しております。ご覧下さい。

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