社会・地域とのコミュニケーション

社会・地域とのコミュニケーション

  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 15 陸の豊かさを守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

方針・考え方

当社は、「MAEDA企業行動憲章」において、社会の一員として経営資源を有効に活用し、社会貢献活動を積極的に推進することを宣言しています。
自らが取り組むべき社会課題を発見し、専門能力を活かしてその解決に貢献するとともに、企業として、社員の自発的な社会参加を支援しています。とりわけ、風水害などの災害発生時においては、地域の建設会社と連携し、地域住民の安全とインフラの確保などに尽力することを重要視しています。

マネジメント

当社では社会貢献活動を「社会への投資」ととらえています。社会や地域が抱えるさまざまな課題の解決にむけた活動の実施、および活動に対する資源や能力の投入に関しては、本支店、作業所、各グループの自主性を重んじています。また、資源やノウハウ、情報を相互補完するために、NPOやNGO、地域社会のボランティア団体などのパートナーとの連携も行っています。
社員の自発的なボランティア活動の参加も支援しており、年間5日間のボランティア休暇やボランティア休職制度を設けています。さらに、連結純利益の2%を上限として、主に環境保全に取り組む団体に資金を拠出する「地球への配当」では、社員と家族が参加できるボランティア活動も実施しています。

目標と実績

社会貢献活動は社会や地域とのコミュニケーションを目的としているため、実施回数などの目標を定めていません。社員のボランティア活動についても同様です。あくまで、ステークホルダーの皆さまに建設事業や当社についてご理解いただくとともに、社会や地域の課題を知り、解決に向けて自発的に活動することが重要であると考えています。なお、「地球への配当」の2020年度の総拠出額は以下の表のとおりです。

目標と実績

社会貢献活動の取り組みと実績

建設業の特徴の一つに、「世界各地に事務所を構え、地域に密着して仕事をする」ということが挙げられます。当社は地域住民の一人、企業市民の一員であるという意識を持ち、作業所やグループ、個人などが自発的に社会貢献活動を行っています。特に施工現場では少なからず地域に影響を与えてしまうこともあり、地域住民との良好なコミュニケーションをめざしています。具体的には、地域行事の準備や参加、近隣清掃の実施により地域の一員としての役割を果たし、現場見学会の開催や工事新聞の発行により、工事に対する興味や理解を深めてもらう機会を提供しています。また災害時には、迅速な復旧活動やその支援を行っています。

これらの活動は、各支店・作業所からデータベースに登録し、イントラネットを通じて全社で情報を共有しています。2020年度は310件の活動が登録されました。なかでも特に優れた活動は、「社会・地域貢献活動奨励賞」として表彰し、さらに活動が活発化するように取り組んでいます。

なお、活動件数が減少しているのは、新型コロナウイルスの影響および近隣清掃や現場見学会を「地域に対して行う当然のこと」として、データベースに登録しない作業所が増加していることが原因であると把握しています。

地域とのコミュニケーション:【KPI】社会・地域貢献活動の取り組み

地球への配当の取り組み

 当社は「地球」を大切なステークホルダーと位置づけ、2010年より、連結純利益の2%を「地球への配当」として拠出し、社会貢献活動を推進しています。この「地球への配当」は、MAEDAグリーンコミットとMAEDAエコポイント制度「Me-pon」、MAEDA SIIの3つの制度から成ります。

※MAEDA SII:Social Impact Investment

●MAEDAグリーンコミット

 主に環境に関する社会課題の解決を目的とした活動を支援するためのしくみです。地球温暖化防止、生物多様性保全、環境教育、海外における環境保全やそれらに資する活動、環境に関する研究開発と、課題ごとにカテゴリーを分け、これらに該当する活動に対して内容を精査し、支援を行っています。

●MAEDA SII(Social Impact Investment)

社会課題解決に資する事業や技術、アイデアを持つベンチャー企業などへの出資を通じた支援を目的に、2015年度に設立しました。この制度を通じて、社会への新たな価値創出と当社利益の同時実現をめざしています。

●MAEDAエコポイント制度「Me-pon」

 当社独自の社内エコポイント制度「Me-pon」は、日常生活において積極的に環境活動に取り組む社員とその家族を応援することを目的に、2010年から運用を開始しました。専用WEBサイトには「環境家計簿」「今週のエコクイズ」、環境保全ボランティア活動の情報が掲載されており、それらの活動に参加することでポイントがたまります。たまったポイントはエコや社会貢献に関する商品と交換できます。

 Me-ponは本店CSR・環境部を事務局とし、各支店のMe-pon推進担当者によって運営されています。活動内容、交換商品などについては、Me-pon推進担当者で議論・検討の上、適宜見直しを行っています。Me-ponへの参加を通じ、社員や家族の環境意識の向上はもちろん、家族団欒の時間の増加など、社員のプライベートの充実にも寄与するものと考えています。

※各拠出先の詳細は、WEBサイトをご参照ください。

「地球への」配当コンテンツ
「地球への」配当コンテンツ
MAEDA SIIの取り組み

「地球への配当」(詳しくは「共有価値創造プロセス」へ)のカテゴリーのひとつであるMAEDA SIIは、社会課題解決に資する事業や技術、アイデアを持つベンチャー企業等への出資を通じた支援を目的に、2015年度に設立しました。この制度を通じて、社会への新たな価値創出と当社利益の同時実現を目指しています。現在MAEDA SIIでは、8件のベンチャー企業に出資しています。出資先企業は、建設業とは直接的な関係のない企業も多く、環境はもちろん、さまざまな社会的課題の解決に役立つ技術開発に取り組んでいる、またはそのアイデアを保有しています。当社にとって、これらの異業種ベンチャー企業との共同技術開発は、社会とのコミュニケーションの一つでもあると考えています。
MAEDA SIIにおける投資効果とは、拠出資金の回収ではなく、技術開発におけるシナジー(相乗効果)が生まれることです。よって当社では、単に資金を拠出するだけでなく、ともに技術やサービスを開発する“協創”に取り組んでいます。そうした共同開発を通じ、日頃から各ベンチャー企業と綿密なコミュニケーションを図っているほか、資金拠出に至っていないものの、具体性のあるアイデアを持っているベンチャー企業へのヒアリングを実施し、その結果をICI総合センタ―内や、社内の関係各所に報告し、情報共有を行っています。
当社はこれまで、例えば社員ボランティアなどの社会貢献を推進してきましたが、MAEDA SIIのように投資を通じ、事業の面からも社会や地域の課題解決への貢献に取り組んでいます。

※ICI:Incubation(孵化)×Cultivation(育成)×Innovation(革新)

MAEDA SIIの投資先について