2025年08月18日京都環境保全公社とのPFAS低減に向けた実証試験実施について
~当社開発の処理技術を用いた社会課題への取組~NEW

 前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区、社長:前田操治、以下「当社」」)は、株式会社京都環境保全公社(本社:京都府京都市、社長:井上敬治、以下「京都環境保全公社」)と、産業廃棄物  最終処分場内の浸出水処理施設から排出されるPFAS含有水の濃度低減に関する実証試験(以下、「本試験」)を  2025年4月より開始しています。
 京都環境保全公社 瑞穂環境保全センターは京都府内最大の産業廃棄物の管理型最終処分場です。発生する浸出水に含まれるPFASの低減工程では、現在は活性炭を使用しています。
 本試験では、より効果的なPFAS除去手法の検討やデータの蓄積を目的として、当社の開発したPFAS吸着処理システム「De-POP’s ION®(デ ポップス イオン)」の改良機を用いたPFAS濃度低減に関する実証 を行っており、得られたデータをもとに、最適な装置構成や吸着材の組合せ、交換頻度などを検証しています。  
 本試験の結果をもとに、さらに効率的で効果的な  PFAS濃度を低減する手法の確立を進め、PFASに係る社会課題の解決に貢献してまいります。

 

<De-POP’s ION®の特徴>
 PFOS・PFOA吸着処理システム「De-POP’s ION®」(写真1)は、「除濁装置ユニット」と「イオン交換樹脂塔ユニット」の2ユニットで構成されています。

 


 
写真1 「De-POP’s ION®」設置状況

 

 「除濁装置ユニット」は、処理対象水の中に含まれるPFOS・PFOAを効率よく除去する上で阻害要因となる微細な砂やゴミなどの懸濁物を取り除く装置です。その後工程である「イオン交換樹脂塔ユニット」は、PFOS・PFOA処理専用に開発されたイオン交換樹脂が充填されており、PFAS類を効率的に除去する装置です。

 

詳細は、下記URLをご参照ください。
https://www.maeda.co.jp/tech_service/detail/de-pops_ion.html

 

<問い合わせ先>
前田建設工業株式会社
経営革新本部 広報部
E-Mail:maeda-release@jcity.maeda.co.jp

 

京都環境保全公社とのPFAS低減に向けた実証試験実施について~当社開発の処理技術を用いた社会課題への取組~

一覧に戻る