前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区、社長:前田操治、以下「当社」)は、当社が開発・展開する鉄筋/配筋BIMシステム「アトアレ(At_ARe)」※1を活用した取り組みについて、2026年9月16日に米国ラスベガスで開催されるAutodesk社主催の世界最大級のユーザーカンファレンス「Autodesk University 2026(以下、AU2026)※2」で講演を行います。※3
同カンファレンスの講演は公募制で、「アトアレ」を活用した取り組みは、世界中から寄せられた提案の中から採択されました。技術的な先進性と実践的な成果、建設業界への波及が期待される日本発の建設DX事例として、国際的な舞台で発表します。
AU2026は建築・土木、製造、メディア&エンターテインメントをはじめとする「デザインと創造」(Design & Make)分野の専門家が世界中から集う国際カンファレンスです。世界各国から建築、土木、製造、設計などの分野の技術者や企業関係者が参加し、先進的な取り組みや活用事例が発表される予定で、今年度は12,000人を超える業界関係者の参加が見込まれています。

図-1 鉄筋BIMモデルの構築(部分)
<発表内容>
今回の発表では、鉄筋/配筋BIMシステム「アトアレ」と、それを活用した新たな建築生産モデル「シン・ワークフロー」を紹介します。
「アトアレ」は、構造設計データから鉄筋BIMモデルを自動生成し、さらに自動配筋検査まで実現する鉄筋工事向けのデジタルプラットフォームです(図-1)。設計者、施工管理者、鉄筋専門工事業者が同一のデータを共有する環境を構築することで、従来の図面中心の業務からデータ連携型の業務プロセスへと転換し、業務効率化と品質向上を実現しています。
「シン・ワークフロー」は、従来は施工段階で初めて顕在化していた配筋や組立に関する課題を、設計段階で解決することを目指した取り組みです(図-2)。構造設計者や施工管理者、鉄筋専門工事業者が基本設計段階から「アトアレ」を活用して共創し、それぞれの知見を配筋設計に反映することで、施工時の手戻りや検討業務の削減など、現場で顕在化する課題の未然防止を実現します。

図-2 シン・ワークフローの概要
このような取り組みにより、発注者には品質向上とリスク低減、構造設計者には施工性を考慮した設計の実現、施工管理者には現場運営の効率化、鉄筋専門工事業者には加工・施工業務の生産性向上という価値などを提供します。すなわち、建築プロジェクトに関わる関係者全体の価値向上を実現する新たな共創型の建築生産モデルとなります。
これまで150件を超えるプロジェクトで活用され、鉄筋納まり検討では最大90%の時間短縮効果を確認するだけでなく、施工段階において施工管理者や鉄筋専門工事業者から構造設計者に提出する質問項目についても大幅に低減できることを確認しています。
AU2026では、設計段階から関係者が共創し、課題を解決する「シン・ワークフロー」と、その実践成果について紹介する予定です。
当社は、本発表を通じて日本で培った建設DXの成果を世界へ発信するとともに、グローバルな知見との交流を通じて、建設産業のさらなる生産性向上と持続的な発展に貢献してまいります。
※1 アトアレ(At_ARe):ATELIER FOR ASSEMBLING REBAR IN A VIRTUAL SPACE(仮想空間で鉄筋を組み立てるアトリエ)の略称。前田建設工業の登録商標です。
公式サイト:https://www.maeda.co.jp/at_are
※2 AU2026開催概要:
名称:Autodesk University 2026(AU2026)
主催:Autodesk, Inc.
会期:2026年9月15日~17日
開催地:米国ネバダ州ラスベガス
参加者数:約12,000名以上(予定)
公式サイト:Overview | AU 2026
※3 発表日時:
発表日時:2026年9月16日(水)16:30-17:30 (現地時間)
発表タイトル:Solving 90% of Rebar Issues in Design: Construction Through Standards, Automation, and Co-Creation
<問い合わせ先>
インフロニア・ホールディングス株式会社
(前田建設 広報担当)
E-Mail:infroneer-release@infroneer.com