より快適な生活空間の実現をめざして
今日、大都市における良質な住空間の確保は、困難なものになっております。その中で、土地の高度利用と住環境の多様化を実現させる解決案として、「超高層住宅」が求められています。様々なライフスタイルに対応しつつ、より多くの人がよりよい環境を得られるため、現在までにかなりの数の超高層住宅が建設され、また計画されてきました。
前田建設では、MARC-H(前田建設超高層RC集合住宅)システムにより、居住性・耐久性・安全性・経済性に優れた超高層住宅を建設してきました。さらにこの豊富な経験と最新の技術を加え、性能を大幅に向上させたMARC-SuperHシステムを実現し、多くの超高層住宅に採用しています。
これからますます増えていく超高層住宅に対して、前田建設は企画・調査・設計・施工・メンテナンスとトータルクオリティで、皆様のご希望にお応えしていきます。
MARC-SuperHの特徴
- 超高層、長スパン、高耐久を可能にする構造躯体
- 多様なライフスタイルに対応する、住戸プランに適した純ラーメン構造
- 安全性を最優先させた、防災・セキュリティシステム
- 高い精度と信頼性を実現し、工期短縮を可能にする各種の施工システム
- 躯体工事費を低減させる、RC(鉄筋コンクリート)構造システム
- 風や地震による揺れが小さくなる、RC構造システム
MARC-HからMARC-SuperHへ さらに多様な構造システムの適用
超高層RC集合住宅を可能にしたMARC-Hでは、現場打設工法を中心にシステムが構築されていましたが、技術の蓄積とともに、柱・はりのプレキャスト化や、より高強度な材料の使用を可能にし、多くのニーズに対応できるよう機能を拡張したMARC-Super Hを完成しています。
MARC−Super Hは、さらなる超高層化と長スパン化を目指し、これを可能にした設計施工システムです。工業化工法・超高強度材料・精密な耐震設計システムにより、50階クラス以上の建物建設が可能となっています。
さらにMARC−Super Hに加えて、免震構造や制振構造を組み合わせることで、より高性能な構造システムを実現することができ、皆様の多様なご希望にお応えしていきます。
前田の超高層RC技術の発展
1988
MARC-Hシステム 日本建築センター技術評価取得

(地上25階)
開発技術
- Fc30N/mm2 RC設計施工法
- 梁-床一体形型枠工法
- 異形PC鋼棒せん断補強法
- 鉄筋先組工法
- 立体弾塑性地震応答解析
- 終局強度型耐震設計法
1991
日本建築学会北海道支部建築作品(ライオンズステーションタワー東札幌)
1993
優秀工事施工業者表彰(住宅都市整備公団東京支社)
1993~96
MARC-Hシステム 日本建築センター技術評価取得

[Fc=60N/mm2、SD490鉄筋の使用]
開発技術
- Fc100N/mm2クラス RC設計施工法
- 高強度コンクリートの設計法及び実用化
- 高強度鉄筋の設計法及び実用化
(SD490、SD590、SD685) - 梁プレキャスト化の設計法及び実用化
- 柱フルプレキャスト化の設計法及び実用化
- 鉄筋の端部定着工法
(U型定着、機械式定着版工法) - 柱梁一体化PCの実用化
2003
超高層免震建物の実用化(MMタワーズ)
2008
制振構造の適用(THE TOKYO TOTERS)