床免震構造02

装置の配置パターンと特徴

(1) ベアリング系支承+復元力機構+ダンパー(減衰機構)

ベアリング系支承+復元力機構+ダンパー(減衰機構)

3つの機能を別々に分割して配置するため、あまり狭い範囲には対応できない。
減衰機構としてオイルダンパーを併用しているので、要求性能に合わせた設計が可能である。

(2) 復元力機構を有するベアリング系支承+ダンパー(減衰機構)

復元力機構を有するベアリング系支承+ダンパー(減衰機構)

(1)のタイプとほぼ同様であるが、アイソレータに復元力機構を持たせているのが特徴的である。

(3) 高減衰ゴムを使用した多段積層ゴム支承

高減衰ゴムを使用した多段積層ゴム支承

支承+復元力機構+減衰機構としてのすべての機能を備えている高減衰ゴムを使用した多段積層ゴム支障を設置するため、コストが安く、小さな面積にも対応できる。性能はゴムの種類と段数の組み合わせで対応するので、やや効率が劣る。

床免震システムの工事施工フロー

床免震システムの工事施工フロー