建設省(現国土交通省)が路面の下に共同溝を建設する計画に着手したのは1963年のこと。上水道、下水道、電気、電話といったライフラインを1本の共同溝にまとめて収納することにより、個別の工事を減らし、ライフラインの安全性を高めることが目的である。電線や電話線を地下に埋設することで景観も向上するというメリットもある。 |
また、約7カ月間かけて設計を見直し、トンネル内に組み込まれる電線の配置を変えるなど工夫して、トンネルの外径を当初の計画より40cm小さくしました。これにより、労力と材料費を大幅に縮減して、約18億円のコスト削減ができました。 日比谷共同溝では共同溝法制定40周年を記念した事業として一般の方々に共同溝事業の必要性を理解していただくことを目的に『東京ジオサイト』というイベントを開催し、現在まで約6000人の見学者が現場を訪れました。 |
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日比谷共同溝は、官庁庁舎が林立する港区虎ノ門1丁目から千代田区日比谷公園まで、極めて交通量の多い国道1号の地下約40mを走るライフラインである。 |
飯田は「非常に狭く限られた作業ヤードに効率よく設備を設置できました。工夫したことがすべてうまくいって、工事がスムーズに進んでいます」と語る。 トンネル内への機材や建設資材の搬入には、虎ノ門立坑の地上ヤードと地下ヤードの開口部を使う。ところが、この2つの開口部は向きが違う。そのうえ、セグメントを運搬する台車の向きも違う。そのため、セグメントの向きを2回変えなければ搬入できないという問題にぶつかった。 |
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