2011年2月から3月にかけて、前田建設の既存建物を解体。その最中、3月11日に東日本大震災が発生。より安全・安心な施設を提供するために対策を講じたうえで設計を変更。3月25日に着工した。
7月下旬に地上鉄骨建方を開始。建物中心部から鉄骨建方を開始した。 床コンクリートを打設した後、柱のコンクリートを打設。11月末にはランプウェイの鉄骨建方が完了し、ランプウェイのPC版と倉庫の屋根の施工を開始。 |
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西淀川作業所 林 亜弥 2008年入社 兵庫県出身 |
ものづくりや町で生活する空間をつくることに興味があったので、大学で建築設計を専攻し、入社しました。これまでにマンション2棟の躯体建設を経験し、この現場に赴任。ドライバーさんの休憩の場や、テナントさんの詰所の内装工事を担当しています。内装工事は初めてなので、作業工程をしっかりつかんで、最初の墨出しの段階で納まり良く仕上げるためのポイントを押さえ、どの工種に何日かかり、その間に何を準備すればいいかを把握して施工するよう努めています。順調に作業を進めるためにはコミュニケーションが大切なので、職長さんに「私はこうしたいんですが、どうしたらいいですか?」というように、やりたいことをわかりやすく伝え、理解して協力してもらっています。現場でのやりがいは、図面からどういうものをつくるかを読み取り、日々変化していく建物を見られることです。 |
西淀川作業所 辻岡羽矢人 2001年入社 福井県出身 |
北九州の複合施設リバーウォークでのコンクリート打設担当からスタートし、マンション、幼稚園、学校、病院、倉庫を建設しました。この現場では、足場・仮設と外装・外構を担当しています。一番難しかったのは仮設工事です。仮設は残るものではありませんが、足場の設置の仕方が作業効率を左右します。大規模で物量の多い建物なので、工程の攻め方を面ごと工種ごとに捉え、毎日足場を歩いて使用状況を確認しました。また、屋根を葺くために開発した2段式整形架台は、私にとって初めての仮設だったので、とても勉強になりました。外構では、建物建設のために掘削した土で築山を造るなど、掘削土の有効活用を考えました。植栽は高木250本を1週間で植えて、豊かな緑と形状の面白さでゆとりを演出する計画です。ある程度仕事を任せてもらい、自分で工程表を作成し実行して、計画どおりに施工できたことに達成感を感じています。 |
西淀川作業所 古川哲也 1993年入社 三重県出身 |
私は土木担当で、シールドトンネル工事、開削地下工事、地下鉄工事、造成工事などを経験しましたが、建築現場での土木はこの現場が初めてです。ここでは、地中梁などの土工事と外構工事を担当。掘削土約1万1000m3は、築山を造成して立体的で変化のある植栽を造るほか、駐車場にも活用。植栽の土には土壌改良剤を混ぜてそれぞれの樹木に適した土壌を作り、舗装や路盤の土にはコンクリート系の改良材を混ぜて改良し、プロロジス様から指定された強度を確保しています。また、床のコンクリート打設も担当し、床のたわみをなくすためにレベル測定器を4台使用し、専属の作業員を常に配置して、高精度を確保しました。建築工事は土木工事に比べて工種が多く、400人~500人の作業員が1つの現場で作業していることに驚きました。土木の地下工事では竣工後は見えなくなることがありますが、この現場は竣工後の姿を見ることができるので楽しみです。 |
西淀川作業所 藤井一秀 1993年入社 大阪府出身 |
入社以来関西支店で、マンション、店舗・事務所ビル、ホテル、税関、消防庁舎などを建設し、この現場には2011年8月、鉄骨建て方が始まるときに赴任しました。現在は上り・下りランプウェイを担当。ランプウェイは当初の計画ではRC造でしたが、構造設計の段階で柱SRC造・梁S造に変更。複雑な構造を3次元で把握し、中心からの距離と角度を見て柱の位置を決め、鉄骨建方の精度を管理しています。施工にPCを活用して作業効率を向上させ、工期短縮、品質管理、安全性を確保しました。ランプウェイは建物内部の工事用道路も兼ねているので、施工をしながら作業車両の作業動線を確保し安全に走行させることも、私の大事な仕事です。また、鉄骨建方、型枠工事、土工事を同時にスムーズに施工するために、他現場で使っていた冶具を改良して鉄骨と鉄筋をセットして揚重し、高所では設置するだけにして、省力化と安全の確保を図りました。このようにして、現場でコミュニケーションをとり協力して建物を造り上げることに、やりがいを感じています。 |
西淀川作業所 吉田 真 1989年入社 佐賀県出身 |
これまでにマンション、ショッピングセンター、病院、防災センター、大学の講堂などを建設。倉庫の建設は、入社2年目の冷蔵倉庫の施工以来20年ぶりです。この現場ではナンバー3として、監督者のレンドリース様による週に1度の品質検査の対応と、倉庫内部の施工を担当。S造は初めてですが、14カ月というギリギリの工期を厳守し、順調に施工しています。建物全体の外装・内装の施工工程を把握し、1フロアに220本の柱をいかに効率よく建てるかが勝負でした。どうしたら効率よく施工できるか考えて、精度を確保し、ワンフロアを11日間で施工しました。建設業では1つの作業があらゆるところに波及するので、一つ一つ丁寧な施工を心がけています。また、型枠を何度も転用するという、作業員さんにとって初めての工法も採用したので、少しずつ改善して、躯体をいかに早く施工するか検討を重ねました。私は、自分が施工した建物が目に見える形でずっと残ることにやりがいを感じており、家族に「あの建物を造ったよ」と言うことも楽しみです。 |
西淀川作業所 濱田裕二 1989年度入社 宮崎県出身 |
入社以来、関西支店で物流・倉庫・老人ホーム・体育館・庁舎などの建設に従事。この現場では、短期工事であるため、いかに工期内にいい仕事を納めるかを考え、これまでの経験してきた作業効率の上がる提案等を取り入れながら、工事を進めています。また、日々工事を全般的に把握し、各工区の担当者とのコミュニケーションと調整をとりながら、皆協力して施工しています。このような大規模なプロジェクトに参画できたこと、またクラックの無い・精度の高いコンクリート床の取り組みについて、発注者・監理者・施工者一体となり施工できたことは、今後の施工に反映できるいい経験になったと思います。竣工式や引渡し時には「いい建物を造ってくれてありがとう」と言っていただき、これからもお客様のニーズにあった建物を建てて、喜んでもらいたいと思っています。 |
西淀川作業所 所長 江原 雅夫 |
コミュニケーションを大切にして施工し、重点項目をクリア プロロジス様の物流施設を当社が建設するのは初めてであり、14カ月で完成するために、ニーズをお聞きして迅速に対応しながらお客様はもとより、現場職員、作業員とのコミュニケーションを大切にして施工しています。 |